萌えキャラからゆるキャラまで…

検察庁に広報キャラが続々登場のそのワケとは?

2008.01.24 THU

検察庁で最近妙なことが起きている。これまでお固いイメージしかなかった各地の検察庁が、なんだか脱力感を誘うような、萌え系だったりゆるーい感じの広報キャラクターを競いあうように次々と作成しているのである。

ちなみに、どんなキャラかというと、宇都宮地検は栃木名産のイチゴをモチーフにしたいかにも萌え~って感じの「べりぃちゃん」で、伊賀忍者で有名な三重県の津地検は3人の忍者の「みえるもん」。広島地検は、どうみてもなにかのアニメキャラっぽい宇宙服の男の子と女の子の2人組「けんさつコラボくん」と「けんさつコラボちゃん」で、松江地検は島根の名産のしじみから名前をとった「しじみこちゃん」(すごいネーミング)。といっても、「しじみこちゃん」の場合、名前と違って見た感じは出雲大社の巫女をイメージした萌えキャラで、おたくのあいだでネコ耳と双璧の人気属性である巫女を使ってくるあたり、とてもお固い検察のやることとは思えない。

各地の検察庁はなんでこんなキャラを次々につくっているのか。その理由は裁判員制度。そう、社会的な大事件を国民みんなが裁判官と一緒に審理する裁判員制度が来年5月にはじまるのだが、ほとんどの人はまだ無関心。しかも、今年12月には「翌年の裁判員候補者名簿に載りましたよ」という案内が全国で30万人に届くらしいのだが、それもまったく知られていない。こりゃマズいと思ったのか、そこで作成されはじめたのがこの広報キャラだという。たしかに、なかには福岡地検の「サイバンインコ」のように裁判員制度を直接キャラのネーミングにしているところもあるのだ。

ところでこのキャラ、最高検によると、予算の関係なのか、ぜんぶ各地検の手作りらしい。そういえば某地検の「×××ちゃん」とかは、キャラというより子どもの落書きのよう。なんとも涙ぐましいのだが、広報キャラは昨年12月19日現在、全国58カ所の高検・地検のうち36カ所で作成され、いまも増え続けている(はず)。


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