大阪が全国に先駆け民事トラブルに活用

犯罪捜査にも使われる嘘発見器ってどんなものなの?

2008.01.31 THU



機器協力/ピーエス・インダストリー
大阪の日本法科学鑑定センターで、嘘発見器を民事トラブルにも活用する試みが開始された。今まで犯罪捜査だけに使われてきた嘘発見器が、遺言状の真偽判定や社内に出まわる誹謗文書の犯人探しに使われるとか。ところで、この嘘発見器ってどんなものなの? 日本法科学鑑定センターの荒砂正名さんに伺った。

「嘘発見器の正式名称はポリグラフといい、呼吸、脈拍、血圧、発汗を連続的に記録します。被験者に様々な質問をし、各項目の反応から被験者の記憶の有無を確かめるための装置なんですよ。『犯人はあなたですか?』というような直接的な質問をして、イエス、ノーを判別する装置だと思われていますが、そうではありません」

TVでよく観る、「全部いいえでお答えください」っていうのは…?

「実際の現場ではありえませんね。ただし、『いいえ』で答えるような質問はします。たとえば、現金盗難があり、被害額が4万円だと調査でわかった場合、『盗ったのは2万円ですか? 3万円ですか? 4万? 5万?…』というように質問をしていき、『4万円ですか?』と聞いたときの被験者の反応を調べます。かなり詳細な5~6択の質問をして、どの質問に対しての記憶を持っているかを確認するのです。詳細な質問をするので、刑事による事前調査が重要なんです」(同)

では、ポリグラフってどれぐらい普及しているんでしょうか?

「全国で年間、約5000件の検査が行われています。ただし、都道府県警によって検査数はまちまち。検査数の多い大阪では1200~1400件にもなります。ちなみに、質問の仕方も重要なので、警察庁科学警察研究所の研修を修了し、資格を得た者しか検査を行えないんですよ」

確かに、豊かな臨機応変さが要求されそうですもんね。でもその資格、男女関係にはちょっと悪影響を与えそう…なんて、余計なお世話か?


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