知的財産権といったいどこが違う?

最近ホットな「著作権」がわかる知的なオトコになりたい!

2008.02.07 THU



写真提供/時事通信
真実か、ネタか? 先日、少々ミステリアスなニュースが世界に打電された。いわく、エジプト政府が、ピラミッドの著作権を主張していて、造形を模したものを作る際には、政府の許可が必要になるかもしれないとか。5000年以上も昔の建造物で、造らせた張本人もとっくに亡くなってるのに、そんなのあり? そもそも著作権って何なのいったい!? 気になり、調べてみた。

まず著作権は「知的財産権」という権利の一種に過ぎない。知的財産権は、形がないけれど価値があるものを保護する権利で、著作権のほかに、アイデアなどを保護する特許権や商標権などがある。また著作権という呼び名は権利の総称で、人格的な利益を保護する「著作者人格権」と、財産的な利益を保護する「著作財産権」の2つに大きく分けられるのだ。

そして著作人格権は、具体的に次の3つから構成されている。「著作物を公表する、しない。またいつ、どんな方法で公表するかを決めることができる権利(=公表権)」、「公表するときに著作者名を表示するかしないかなどを決めることができる権利(=氏名表示権)」、そして「内容を勝手に改変されない権利(=同一性保持権)」だ。要するに著作物をどう扱うかは、創造した本人が決めることで、許可なく手を加えちゃいかん! ということなのだ。

一方、著作財産権には、「印刷・録音するときに発生する複製権」「放送やネットで配信したりするときに発生する公衆送信権」などがあり、これらは他人に譲渡もできる。例えば本を出版する場合には、複製権が著者から出版社に一時的に譲渡されていることになる。もし権利が譲渡できなかったら、極端な話、著者自らが、一冊一冊コピーするハメになりかねない。

プロやアマに関係なく、何か著作物を創作すれば、必ずそこに著作権が発生する。だから、著作権の基礎くらいわかる知的なオトコになっておくべきなのかもしれない。


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