アメリカでは自然言語検索がスタート

ネット検索でどこまでできる?最新技術からその未来まで

2007.10.19 FRI


画像検索技術を駆使して、『顔ちぇき!』はオープンから3カ月半で利用者5000万人を突破! 写真提供/ジェイマジック
ネットを使って調べものをするときは、単語を入力して検索をする。情報を絞り込みたければ、必要に応じて複数の単語をスペース(空白)で区切ったりもする。僕らが行っている検索とは、基本的にそういうものだ。

ところが最近、アメリカで「自然語検索」をウリにする新たな検索サイト『Powerset』が登場し、話題を集めている。自然語検索とは、単語を入力して検索するのではなく、「渋谷で映画が観たい」「横浜でビリヤードをやりたい」など、話し言葉さながらの疑問文から答えを得ることができる仕組みのこと。

こうした検索方法は、じつは日本でも研究・開発が進められており、現在もgooの検索オプションのひとつに存在している。試しに「渋谷で映画が観たい」の一文で検索をかけたら、DVDを売ってるHMVが真っ先にヒットしたが…。

今後の精度アップに期待するとして、このシステムのメリットは、検索テクニックの有無による格差が縮まることだろう。検索ワードの選び方というのは、簡単なようでいてなかなかアイデアを必要とするもの。検索にもコツが必要という事実は、誰しも実感しているのでは?

その点、自然語検索なら「渋谷で映画が観たい」という一文から、場所を「渋谷」、業種を「映画(館)」と自動で解析し、結果を提示してくれる。まるで隣の席の同僚に尋ねるようなノリで情報が得られるのだ。

まさにコンピューターとの“会話”に一歩近づいたかのようにも思えるこの技術。インターネット検索は、今後どこまで進化していくのだろう?

そんな疑問を、携帯電話の大人気コンテンツ『顔ちぇき!』を運営するジェイマジックにぶつけてみた。『顔ちぇき!』は、ケータイで撮影した顔写真をメールで送ると、画像を解析して有名人の顔データと照合し、“○○さんに○%似ています”と返信してくれる楽しいサービス。つまり、画像検索の一番手ともいえる企業なのだ。

「よく混同されますが、画像検索には“画像を”探す検索と、“画像で”探す検索があります。我々が取り組んでいるのは“画像で”探す方で、現在の技術力を生かせば、CDジャケットの画像から収録曲を検索して試聴するようなことも可能です。今後はさらに検索対象を多様化させ、たとえば道端に咲く名称不明の花を、その場で写真に撮って名前を検索するようなサービスだって実現するでしょう」(ジェイマジック代表取締役・宮田拓弥氏)

近い将来、画像検索の発展・応用が進めば、ますますインターネットの用途は広がっていく。CMで見かけた気になるアイドルの画像をネット上から拾ってきて、画像で検索して名前などの情報をゲットするようなことも、きっと可能になるはずなのだ。

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