gkbr、NTR、IYH…この意味わかります?

難解なネット用語ってなぜ次々と生まれてくるの?

2007.10.26 FRI


ネットに乱舞する難解な用語の数々。もはや原型をとどめないほど略されているので、ライトユーザには意味不明
夜な夜なネットを徘徊なぞしておりますと、意味不明な略語・隠語・造語といったネット用語に遭遇することがよくあります。

ヘビーなネットユーザーなら、用語が形成されていく歴史を見ているし、前後の文脈からだいたいこんな意味だろと推察できないこともない。それに、ちょっと調べれば用語解説してくれている親切なページがあったりするので語源なんてすぐわかるものなんですが、「ハァ?」と思いながらも、つい読み飛ばしたりしちゃいますよね。

で、最近gooランキング(NTTレゾナント)を眺めていたら「よく見かけるけど意味がわからないインターネット用語ランキング」なんてものが公開されていたんですよ。ベストテンを見てみると、gkbr、NTR、IYH、ksk、TS、TSFなんて3~4文字の英字略語ばかり。いちいち意味を解説するとキリがないので、R25 Connect Linkなどを参照していただくとして…。こりゃ~、ネット初心者には敷居が高すぎますよ!

なぜこうした難解な用語が、ネットでは次々と生まれてしまうんでしょうか。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』(翔泳社)の著者であるネットワーカーのばるぼらさんに、ネット用語の歴史やあり方についてお話を伺ってみました。

「ネット用語自体は、さかのぼるとパソコン通信の時代からありますよ。たとえばNTTのことを“みかか”と書いたりとか。由来は、キーボードを見ればおわかりですよね。まあ、ネットに限らず、家族でも部活の仲間でも何か特定のコミュニティがあれば、そこだけに通じる共通言語ができたりするものでしょう。それで結束が高まったりしますよね」

そういや若者言葉というか独自のスラングって、昔は自分の周りでも流通していましたねー。すると、ネットワークができた瞬間から存在すると言っていいのかもしれません。欧米でもハッカー語みたいなものがありましたけど。“root hack”を“r00t h4ck”と言い換える様な。ちょっと似た字をあてるという。日本にもクサチュー語というのがありましたね。クサチュー語→勹廾千ュ-言吾なんてね。

「自分は普段はここに属しているよ、というサインの役目もありますよね。ネットは狭いコミュニティが無数にある場所なので。一歩間違うと視点が狭くなってしまいますけど、自分たちにピッタリの言葉を発見して会話するという点では、ギャル文字とも似ています。匿名掲示板で使われる場合は、少し違う事情もあって、みんなと同じネット用語をあえて使うことによって、不特定感を演出するといった意味もあるんですね。つまり個人の識別を難しくするという効果です。意味がわからなくなるまで変形させるというのは、ネットにはやりすぎを楽しむという文化風土があるんでしょうか。でも、ネット用語を使いすぎなのは若い人だと思いますよ。もしくは若いフリをしたい人。あとは使うとどう思われるのかが判断できない人か、どう判断されるか知っててあえて使う人、ですね」(同)

う~む。確かにR25世代(25歳~30代前半)がむやみにネット用語を多用するのは、ちょっとカッコ悪いことかもなあ。とはいえ、知らない言葉を放置してコミュニティのノリを理解できないのもちと悔しい。せっかく膨大な情報を検索できるツールがあるのだから、わからなければまず調べてみることをオススメします!

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