思わずクリックしちゃう!?

スパムメールから学ぶ人の心を引きつけるメールのタイトル術

2007.11.09 FRI


サエキけんぞうさんいわく、「スパムメールはもはや文化」。秀逸なものや、時代を経て使われる古典のようなスパムメールもあるのだとか
毎日大量に送りつけられてくる大量のスパムメール。悩まされている人も多いのでは? フィルタをかけてスパムメールだけが振り分けられるようメーラー(メールソフト)を設定してみても、必要なメールが間違えてそっちのフォルダに入っちゃうこともあったりして、なかなか完璧な対策ってないよね。しかも、ときどき巧妙なタイトルが付けられていて思わずクリックしちゃうから、タチが悪い。

で、ふと思い出したのが、以前体験したこんな出来事。本誌編集長に報告があってメールをしたのに、待てど暮らせど、返信がない…。もしかして、嫌われてる?と不安になって電話をすると、「え? 本当に送ってくれた? ちょっと待って、あ~、あったあった。こんな地味なタイトルじゃ見逃しちゃうよ」という非情なお言葉。毎日、大量のメールに目を通さないといけないので、タイトルや送信者を見て、開封の優先度を決めているというのだ。この一件で、メールタイトルの重要性を痛感した。

そして、タイトルが命といえばスパムメールも、まさにそう。うっかりでもいいからなんとかクリックしてもらおうと、あれこれ知恵を絞った件名のメールが次々と送られてくる。これはもしやその極意を学べば、ビジネスに生かせるかも…。

というわけで今回、“スパムメールに学ぶ、人の心を引きつけるメールのタイトル術”をスパムメール事情に詳しいサエキけんぞうさんと一緒に考えてみた。

「僕がスパムメールに注目するきっかけとなったのは、『混浴のことですが…』というタイトルのメールでした。なんだこのメールは?と確かめずにはいられなかったですね。内容は混浴大会の告知をするスパムメールだったんですけど、これは名作でした。触発されてパール兄弟っていう自分のグループで、『スパム天国』という曲まで作っちゃいましたから。サビで『混浴のことですが…』と連呼するんです(笑)」(サエキけんぞうさん)

このメールを受け取ってからというものの、面白いタイトルのスパムメールを収集しはじめたとか。膨大なスパムメールを見てきて、何かビジネスでも使えるような、メールを開かせるコツは、見えてきましたか?

「まずは“用件をタイトルで言い切ってしまわない”ことですね。例えば『借金返済の件』などと書かれていたら、本当に借金をしていても、絶対に開きたくない。でも、『先日の件ですが、とても困ったことが起きています』なんて書いてあると、同じ内容でも、なんだろうって気になってきます。用件を明示せず、示唆することで相手の想像力を膨らませるんです」(同)

確かに『混浴大会のこと』だと、自分には関係ない話ってすぐに判断されるけど、『混浴のことですが…』と問いかけられると、なんだか中身を知りたくなってくるから不思議。

「あとは、カスっているキーワードを使うこと。用件を言い切るなと言いましたが、かといってまるっきり関係のないキーワードだと、件名の意味をなさない。だから用件ずばりじゃないけれど、少しでも関連する言葉を使うことですね」(同)

なるほど、こうやって改めてスパムメールを分析してみると、ビジネスにも使えそうなテクが意外とあるもんだ。たかがスパムメール。されどスパムメール。なかなか奥が深い。ど~しても開いてもらいたいメールを送る際に、参考にしてみては?

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