機械、ロボット、アンドロイド、サイボーグ…

ただの機械とロボットっていったいどこが違うの?

2007.11.30 FRI


写真提供/ロイター/アフロ
お掃除ロボット、警備ロボット、ペットロボット…。ロボットなんて、はるか未来の話だと思っていたのに、気がつけばどんどん身近になってきていると思わない? その姿を見るたびに、「おぉ、未来が来てるな~」って感じるんだけど、半面、なかにはそれってただの機械じゃねぇ? なんてツッコミを入れたくなるようなロボットも正直言ってある。

では、機械とロボットは何が違うのだろう? ということで向かったのは、日本ロボット工業会。こちらはロボットの研究開発の推進や、普及促進を行っている社団法人だ。

「そもそもロボットも機械なんですが…(笑)。まあ、ひとくちにロボットといっても、産業用ロボットと非産業用に分けられ、ISOやJIS規格などで定義されているんですよ」(日本ロボット工業会・矢内さん)

例えばJIS規格によると、産業用ロボットは『自動制御によるマニピュレーション機能又は、移動機能をもち、各種の作業をプログラムによって実行でき、産業に使用される機械』ということになる。※マニピュレーションとはロボットハンドなどで何かをつかんだりすること。

「要するにロボットというのはただ同じ作業をするのではなく、プログラムを書き換えれば、違う作業ができるようになる機械のことですね。あとは、移動機能があって、3次元の動きができるというのが、ただの機械と違う点です」(同)

また、非産業用・非製造業用ロボットをまとめてサービスロボットと呼ぶこともあるが、こちらは『人間・設備に対して有益なサービスを行うロボットで、半自律又は完全自律で動作するもの』と国際ロボット連盟が定義している。

このとき“自立”ではなく“自律”というのが、ポイント。つまりロボットといっても人の手をまったく借りず独立している必要はなく、プログラミングに添って動作している場合でもロボットと呼ぶことができるわけだ。そのためオモチャ屋で売っているようなチープなものでも、“ロボット”には違いないのだ。

ちなみに、アンドロイドは「人の形・姿を模した“ロボット”」で、サイボーグは「本来の器官の代わりとなるような機器が移植された“人”」のことをいう。

もともとロボットという言葉は、チェコ語で労働や苦役を意味する『ROBOTA』に由来し、人の代わりに労働・作業してくれる存在がロボットだ。このままのスピードでロボットが進化していけば、SF映画で見る何でもロボットが手伝ってくれるような未来も、そう遠くはないのかも。

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