大ヒット映画『ライラの冒険』にも出てきますが…

ブラックホールの先は別の宇宙!?パラレルワールドって何?

2008.02.08 FRI


親宇宙から、子宇宙、赤ちゃん宇宙が生まれていくきっかけってこんなんだったりして!? こんな世界がありなのもパラレルワールド イラスト:後藤亮平(BLOCKBUSTER)
フィリップ・フルマン原作のSFファンタジー映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(日本では3月1日公開予定)が世界25カ国で1位を記録し、大ヒットしているようです。

この映画の舞台となっているのが「パラレルワールド(並行宇宙)」に存在する英国オックスフォード。どこか別の宇宙に地球と同じような星があって、その星の英国(のような場所)で物語が繰り広げられていくというものです。

マンガにおいても、『ドラえもん』や『ジョジョの奇妙な冒険』などでこのような設定の物語は出てきますので、SF作品の題材として珍しいものではありません。が、このパラレルワールドについて物理学会では今、アツい議論が交わされているらしいんです。なぜなんでしょう? そもそもパラレルワールドという概念っていったい?

TV番組『たけしのコマネチ大学数学科』などでおなじみ、科学ジャーナリストの竹内 薫さんに聞いてみると…。

「パラレルワールドとは、ひと言でいえば、我々がいるこの宇宙以外にも別の宇宙がたくさん存在するということです」

たくさん!? なんでそんなSFみたいな話が?

「きっかけは今、物理学界で注目されている『超ひも理論』という理論が、宇宙はたくさんあるという予測をはじき出したことから。最初はそんな予測を誰も信じていなかったのだけど、そのうち、もしその予測が正しかったらどうなんだろうという見解が物理学者の間でちらほら出始めて…。それで多くの物理学者がパラレルワールドの可能性について考え始め、持論を展開しあっている状態なんです」(竹内 薫さん)

可能性ってことは…もしかしたらたくさんあるかもしれないし、ないかもしれないしみたいな?

「そう、あくまで可能性の話ですね」

でもホントに宇宙がたくさんあったら…めちゃくちゃスケールの大きな話だな~。実際、物理学者の間ではどんな仮説が立てられてるのでしょう?

「わかりやすいのは、宇宙が子供を産むという仮説かな。これは、1つの宇宙のなかに子宇宙、赤ちゃん宇宙なんて呼ばれる別の宇宙が生まれて、ブラックホールが親宇宙と子宇宙をつないでいるというアイデア。ブラックホールってこの宇宙にものすごい数あるから、もしそこで宇宙同士がつながっていたら、たくさんの宇宙が存在していることになりますよね。そうすると、そのひとつがSFの設定のように地球とまったく同じような星が存在する宇宙、なんて可能性も出てくるわけです」(竹内 薫さん)

宇宙がたくさんあって、地球とまったく同じような星が存在するかもしれないということは…その世界のボクは、超イケメンで金持ちで女の子にモテて仕事もまったくしなくてよくて…なんて可能性もあり得るわけですね?

「まぁ、そうですね。まったく逆の可能性もありますけど」

余計な妄想していないで自分を磨きます…。

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