『野宿野郎』編集長らに聞く!

終電を逃しても困らない野宿の作法とは?

2008.02.28 THU

終電を逃した都会の真ん中で、乗り過ごした先の見知らぬ駅で、野宿という単語が一瞬脳裏をよぎることってあるでしょう。

僕も数年前、最終の中央特快で熟睡してしまい、気づいたら相模湖駅。山梨県ですよ。駅前は真っ暗でホテルもマンガ喫茶もない。そのときは大枚をはたいてタクシーで帰ってきてしまったが、いま思えば野宿という選択肢もあったんじゃないか。

ミニコミ誌、『野宿野郎』編集長のかとうちあきさん(27歳)は野宿歴11年。今も週1回、年間50泊というハイペースで外泊している。彼女に前述の話をすると、「全然できますよ」と爽やかに即答。

「駅のベンチや待合室がダメなら、近くの公園やお寺の軒下という手も。靴を枕代わりにすると快適です。外回りの営業マンの方なら履き込んでいるから、革も柔らかくて寝心地がよさそう」(かとうさん)

でも、真冬でかなり寒かったんですよ。

「じゃあ、コンビニで段ボールをもらって下に敷くといいですよ。あと、足を鞄に入れるとか。野宿人の間で鞄は就寝時にかぶったり履いたりするものなんです」(同)

一方、駅寝の道を追求する「STB(ステビー)全国友の会」という団体もある。ステビーとは彼らの造語でステーション・ビヴァーク(駅泊)の意。5代目会長の田上英二さん(34歳)は言う。

「あえて人の気配が残る場所で寝るのがステビーの魅力。都市部の駅は終電から始発まで閉鎖されるので原則として無人駅に泊まります。もっとも、鉄道会社側は黙認してくれているだけでしょうが」(田上さん)

彼らの厳しいオキテは表組参照。いずれにせよ、二人が口を揃えるのは「野宿という状況を楽しむ」ということ。意外にも危険な目にあったことは一度もないらしい。

なお、『R25』編集部としては、皆さんに野宿をオススメするものでは一切ありません。でもこの野宿の作法、いざというときのために心の片隅にとどめておくのもいいかもね。


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