エベレストやマッキンリーに南極点

「登頂」や「到達」って一体どうやって証明するの?

2008.03.19 WED



写真提供/時事通信
「えっ、それだけ?」と、思わず聞き返した。答えてくれたのは社団法人日本山岳ガイド協会専務理事・磯野剛太さん。何のコトかといえば、タイトル通り「最高峰登頂」や「極点到達」をどうやって証明するか、って話。

今年1月、日本の登山家2人が立て続けに大きな記録を打ち立てた。ひとりは日本人女性として初めて南極点に到達した続素美代さん。そして、同じ南極の最高峰ビンソンマシフの登頂に成功した石川富康さん。石川さんは、なんと71歳でこの冒険にチャレンジし、最高齢で7大陸最高峰制覇という偉業まで成し遂げちゃったからスゴすぎる。でも、これまでの最高峰が高尾山のボクが気になったのは「登頂」や「到達」の証明方法。エベレストや極点なんてそうカンタンに行ける場所じゃないから、途中であきらめて『行ったことにしちゃえ!』な~んてゴマかす登山家がいるんじゃないかと思うんだけど。だって単独登頂だったら誰も見てないしね。一体どうやって証明するんでしょ? 今だとやっぱりGPSですか? 

「いえ、まずは信頼です」(磯野さん)

えっ、それだけ? 

「場合によっては証拠となるモノが必要になりますが、よっぽど疑わしい時だけです。7大陸最高峰ともなると本人が頂上で撮った写真で事実かどうかわかります。昔は、誰も登ったことがない山が沢山あったから疑わしい記録もありましたが、今では、どの山に登っても大した記録とまではいかないので、ゴマかす例は少ないです(笑)」

ちなみに登頂の認定は誰が?

「一部の国を除いて、そんな団体なんてありません。強いて言うなら、マスコミでしょう」(同) 

偉大な記録って、やっとのことで達成されるのに、ずいぶんアッサリと(?)証明されちゃうんですね。何だか目の前の霧が晴れたような晴れないようなまっ、山の天気は変わりやすいってことで。なんちて。


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