愛想笑いがバレる日が来る?

笑いの単位「アッハ」はどんな未来をもたらす!?

2008.03.27 THU

「今のホントに笑ってる? 作り笑いじゃないの?」と、上司に愛想笑いをしたことがバレてしまう未来が来るかもしれない。というのも、笑いの種類を判別し、数値化することができる装置が開発されたというのだ。

「aH」(アッハ)という単位で笑いを数値化する装置を開発したのは、笑いの本場、大阪にある関西大学。木村洋二教授率いる研究チームは、笑いを測定する判断材料として横隔膜に着目したそう横隔膜?

「一般的には、笑っている人の声と表情を判断材料にして『その人がどれくらい笑っているのか』を見極めますよね。しかし、我慢をすれば笑いを声にも顔にも出さないことができるし、含み笑いのような分かりづらい笑いの種類もあります。しかしそんな時でも、本当に笑っている場合は、横隔膜が振動するものなのです」(木村教授)

逆に、カラ笑いや作り笑いの時は、横隔膜は振動しない。横隔膜がどれくらい振動するかによって、「aH」の単位は変わるのだ。でも、そもそもどうしてこの研究を?

「数値化することで、『笑い』を客観的に研究し、様々な分野に応用できると思うのです。たとえば医療においては、『笑いと免疫力』の関係性を科学的に分析することができます。またコミュニケーション手段としての笑いを分析すれば、家族や職場などのコミュニティを円滑にする秘訣が見つかるかもしれない。この研究は、笑いを科学の土台に乗せる第一歩なんです」(同)

この装置は、小型化も検討されているという。もしかすると将来、「最近のオレ、笑いが足りてないかも」なんて、ストレスを測る装置が生まれるのかも。

「笑い」は奥が深く、まだまだメカニズムは解明されていない。絶滅した恐竜には横隔膜がなく、ホ乳類で笑うことができるのは人間だけだ。木村教授は、「笑いの謎は、人類の進化の謎を解く鍵かも」と語る。僕らにとって、あまりにも当たり前な行為だけど、笑いには壮大な謎が隠されているのかも!?


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト