日本の感覚では通用しない…?

もし海外で逮捕されたらどう対処すればいいの?

2008.04.03 THU



写真提供/AFLO
旅行や仕事で海外へ行くとき、一番心配なのは現地で犯罪やトラブルに巻き込まれること。被害者になるのは当然イヤだけど、その国の常識や法律を知らないばっかりに、自分が犯罪者になってしまうことだってあるかも? 身に覚えのない容疑で捕まって、日本に帰れなくなったらなんて考えたくもない。そこで外務省領事局の海外邦人安全課に、外国で逮捕されてしまった場合の対処法を聞いてみました。

「基本的にその国で犯した犯罪は、必ずその国の法律によって裁かれます。何が違法で、どの程度の刑罰があるかというのは国によって異なりますが悪質ではない軽犯罪では罰金刑や、国外退去になるケースが多いです」

日本では特に問題ない行為が国によっては犯罪になることって結構あるんですか?

「様々な事例がありますが、例えばそれと気づかず軍関係の施設などを撮影してしまうケース。カメラ没収なら良い方で、スパイ容疑で拘留されることもあります。また、現地で知り合った人物から預かった荷物に麻薬が隠されていて、知らぬ間に運び屋にされていたなど、本人の意図に関わらず麻薬取引に巻き込まれることもあります。多くの国が麻薬には日本以上に厳しく、懲役刑で帰ってこられない日本人もいます」

何らかの容疑で実際に逮捕されてしまったら、どう対処すればいいでしょう?

「官憲に拘留されたら領事に会わせてほしいと必ず伝えてください。自国の領事と面会する権利は国際条約等で保障されていますが、当局側がそれを告げない場合もあるんです。要請があれば大使館や総領事館から領事が出向き、通訳や弁護士の紹介、正当な人権や法的措置の確保といったサポートをします。また、通訳から状況をきちんと説明されるまでは、うかつに書類などにサインしないことも重要です」

その場に直面したら、はたして冷静でいられるか。とにかく海外では、普段以上にオウンリスクの精神で!


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト