現実の中のセカンドライフ!?

夢の内容を自由自在にコントロール!“明晰夢”を見る方法とは?

2008.04.18 FRI


夢日記は、文字の間違いや表現方法など気にせずに、思い浮かんだままにパーッと書き出していくのがコツだそうです。 撮影/影島秀美
夢の中で「これは夢だ」と自覚することってありませんか? これは明晰夢といって、時には夢の中で好き放題に振る舞うこともできるらしい。それってすご~く楽しそうだけど、そんな体験なかなかないですよね。そもそも、自由に明晰夢を見られる人なんているの? 『楽しい睡眠。夢をデザインする』(ジャイブ)著者で江戸川大学人間心理学科の松田英子准教授に伺いました。

「明晰夢を見ることができる人はかなり少数ですが、訓練次第で見られるようになる可能性はありますよ。明晰夢は普通の夢よりも視覚や聴覚が鮮明に感じられ、幸福感に包まれたり、感動体験をしたりと、主観的には満足度が高い。中にはセクシャルな明晰夢を楽しむ人もいるようです」

セ、セクシャルな明晰夢! ごくり。でも、普段夢を見ても、起きた瞬間に内容を忘れてしまうことが多いんですが。

「睡眠中は、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠が交互に繰り返されていて、夢を見るのはたいていレム睡眠時。明晰夢もほとんどがこの時に起こります。レム睡眠は約90分おきに来ますので、一晩で夢を3~5回は見ているんですよ。なのに起きると忘れてしまうのは、睡眠時には記憶を固定する神経伝達物質の分泌が少ないから。起きている時は現実と夢想の区別ができるのに、夢の中では自覚ができないのもそのせいです。でも、明晰夢を見ている時はそれらのバランスが変化して、大脳の前頭葉が少しだけ起きているような状態になっているんです」

半覚醒してるってことですね! 具体的に、どうすれば明晰夢が見られるんですか?

「日ごろから『夢を見ている自分に気づく』と自己暗示をかけるように強く意識していると、レム睡眠時の半覚醒状態を保てるようになってきます。特に普段から瞑想する習慣のある人は明晰夢を見やすいでしょう。夢を思い出そうとするモチベーションが高いと明晰夢を見られる確率も高くなるので、見た夢を覚えておくことも重要なんですよ。そのためには、毎日夢日記をつけることですね」

夢のことなんか起きてすぐ忘れそうだけど、書けるかなぁ。

「夢日記は枕元に置いておき、起きてすぐに書き出しましょう。目覚ましの音が大きいと、その瞬間に見た夢を忘れてしまうので、できるだけ少ない刺激で目覚めることも大切です。また、二度寝をするのも有効だと言われています。大脳皮質が一度活性化するので、記憶が固定され、再生されやすくなるんですよ」

なるほど。あとは、たとえば家族に手伝ってもらうのもアリかもしれませんね。

「協力者がいる場合は、長い夢を見ている可能性の高い明け方のレム睡眠時に『今、あなたは夢を見ているよ』と合図を送ってもらうという手段もあります。方法としては、レム睡眠時には眼球が左右に動いているのがまぶたの上からでも確認できるので、そのタイミングで光を点滅させるんです。するとその合図によって、今見ているのは夢だと認識でき、そのまま明晰夢に突入することもあるんですよ」

アドバイスを受け、さっそく明晰夢体験に挑戦! 夢日記の記入など1週間続けてみたものの、やはりそう簡単に夢を操ることはできませんでした。でも、夢を強く意識したせいか、普段よりも鮮明な夢をたくさん見ることには成功。根気よく続ければ、明晰夢を見られる日も近いかも!?

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