日本初の実験棟、夏にも実験開始!

『きぼう』日本実験棟っていったいどんな施設なの?

2008.04.10 THU

日本初の有人実験施設『きぼう』から、土井隆雄さんが『船内保管室』を設置して、3月27日帰還。6月1日には『船内実験室』を設置するため、星出彰彦さんが初飛行の予定だ。

「さらに来春、船外で実験を行うための『船外プラットフォーム』を取り付けて『きぼう』は完成します。実験が始まるのは、早くても今年6月から8月ごろになります」(JAXAの有人宇宙環境利用ミッション本部事業推進部の上垣内茂樹さん)

そうか、実験室はまだないんでした。どんな実験が行われる予定なんですか?

「宇宙空間で見られる様々な現象の中でも、重要なのは無重力。重力がない状態は、地上ではせいぜい数十秒しか作りだすことができません。それだけでも、地上ではできない様々な実験ができるのです」(同)

なるほど、早く結果が知りたい実験(ランキング参照)ばかりです! ところで『きぼう』は、15カ国が参加する国際宇宙ステーション(ISS)の一部なんですよね?

「各国の参加方法は様々で、日本のほかには、ロシア、アメリカ、ヨーロッパが実験室を持っています。宇宙ステーションの基礎的な組み立てはアメリカとロシアが担当。カナダは、みんなで使えるロボットアームを作り、その代わりに前出3国の実験室で少しずつ実験できる権利を持っているんです。実は、『きぼう』も日本は半分しか使うことができないんですよ」(同)

そうなの!? 衝撃的事実ですが、アメリカから電気と水と空気をもらう代わりに、『きぼう』の一部を提供するのだという。アメリカとロシアは宇宙科学の先進国。15カ国が、それぞれにできる形で参加しているんですね。

「さらに、ロシア、アメリカ、EU、日本が各々の地上観測所からISSを見守っています。そこで何か問題が起これば、すべての国が協力して解決していくのです」(同)

ISSは、科学の発展を通して世界をつなぐ『きぼう』なのか。宇宙進出は、やっぱり共同でないとね!


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