アサリ、マテ貝、カガミ貝…

“潮干狩り超人”といっしょに春の江戸前を探してきた!

2008.04.24 THU



森 博之=写真photography MORI HIROYUKI
貝はうまい。口いっぱいに広がる磯の香り、目を閉じればのたりのたりの海。というわけで、春の江戸前を探して潮干狩りに出かけた。

メンバーは僕も含めた無類の貝好き4人組。しかし、我々にはノウハウが一切ない。そこで、指南役にお迎えしたのが潮干狩り超人としてテレビや雑誌に数多く出演している原田知篤さん(58歳)。潮干狩りと貝に関する情報が満載の『潮干狩り』(文葉社)の著者でもある。

原田さんが指定した漁場は野島公園(横浜市金沢区)。遠浅の干潟が残る同市内唯一の自然海岸だ。熊手を渡され、浅瀬にずぶずぶと入る。ああ、この感触。子供のころの泥んこ遊びを思い出しますな。

「潮干狩りで採れる貝の代表はアサリ。水底に2つ並んで空いている小さな穴を探してください。そこを熊手で掻いてガリガリと引っかかったらアサリがいる証拠」

穴はアサリが入出水管を出すためのもの。時期が早かったせいかサイズは小さめだが、面白いようにざくざく採れる。いつしか全員が無言で熱中、たまにお互いの成果を誇らしげに見せ合うのであった。

アサリ以外にもバカ貝やカガミ貝なども採れたが、それぞれ「砂を吐きにくい」「味が今ひとつ」などの理由から持ち帰る人は少ないそうだ。そうこうするうちに原田さんから声がかかる。

「次はマテ貝を採りましょう。潮干狩りファンに愛される通好みの貝です」

マテ貝は潮が引いた場所を探す。ヘラで泥砂を崩し、呼吸孔を見つけたらそこへ持参した食塩を振りかける。ほどなく細長い肢体が飛び出てきたら素早く引き抜く。もぐら叩きの要領だ。楽しすぎる。

1時間ほどで海から上がり、水洗いしたマテ貝を隣接のバーベキュー場で焼く。貝が開いたら醤油とみりんを垂らしてつるっと口へ。結構なお味です。家に持ち帰って酒蒸しにしたアサリも当然美味。磯遊びと江戸前グルメが同時に楽しめる潮干狩り、皆さんもGWにいかが?

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