オットセイ、トナカイ、サソリとか…

精力剤によく使われるゲテモノ系原材料の効果は?

2008.05.08 THU



撮影/熊林組
精力剤の広告でよく見かけるフレーズ。やれ「『オス1頭がメス100頭のハーレムを作るトナカイ』の角」だ「『オス1頭が数十頭のメスを相手に1カ月も子作りに励むオットセイ』のペニス」だ、原材料がいかに下半身に効くか、もっともらしく語られています。

他にもサソリに、コブラ、スッポンなど精力剤の世界にはゲテモノ系の原材料が用いられがちですが、果たして本当に効くの? 精力剤でおなじみのあかひげ薬局新橋店・三浦店長にうかがいました。

「当店でもトナカイやオットセイ、マムシ、ハブ、スッポン、イッカクなどを使った健康食品を販売していますが、基本的にはどれも良質な動物性たんぱく質にアミノ酸、ミネラルを含んでいるんですよ。で、それらの成分がなぜ下半身に良いのかというと、普段の食生活で摂れる成分よりも、よりココ(股間)に近い成分だからなんです(笑)」

具体的にどんな成分が、ナニに良いの?

「ハブなどに含まれるアミノ酸のアルギニンは、一酸化窒素となって血管をやわらかくして、いわばED治療薬に似た働きをします。また、牡蠣などに含まれる亜鉛も、精子の材料となりますよね」

ところで医学的にもゲテモノ系原材料は、アッチに効くとされているのか? 日本薬科大学漢方薬学科の雨谷栄教授によると。

「漢方薬はひとつの症状だけではなく、全体的な健康回復を目的として処方されるので、一概に『これが精力剤として効く』とは言えないのですが、鹿のオスの幼角『鹿茸』や、牡蠣の殻『牡蛎』などは本来の効果の延長線上にある、性機能低下の改善に用いられることもあります」

ただし、健康保険の対象外である精力剤の成分は、薬学の立場として効能があるとは言い切れない、と先生。

「勃起するしないは精神面も大きいので、利用者はロマンも一緒に買われているのでは」

確かに。男が精力剤で奮起する姿は一見豪快そうですが、実は何かにすがりたい繊細さの裏返しなのかもね。


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