音楽業界にニューウエーブ!

楽譜が読めなくても弾ける直感系電子楽器がアツい!

2008.06.05 THU



撮影/森カズシゲ
初心者でも短時間で操作をマスターできる夢のような楽器が続々登場しているのをご存じ? 

なかでも代表的なのは、昨年末にコルグから発売された新感覚シンセサイザー『KAOSSILATOR(カオシレーター)』。片手に収まるコンパクトサイズに戸惑いつつタッチ・パッドに指を置いてみると、エコーがかった電子音が鳴り響く。触り方によって音の高低やエフェクトが変化し、つまみを回すと様々な音色に設定できる。特定のボタンを押しながらパッドに触れるとなんとなくベース音が出来上がり、さらに音を追加していくだけで曲っぽいものが完成してしまった。楽器なんてリコーダーくらいしかまともに触ったことがない筆者であるが、気分はイッパシのDJである。感動!

また、今年5月にヤマハから販売が開始された『TENORI-ON(テノリオン)』も、直感操作ができる電子楽器。これはメディアアーティストの岩井俊雄氏と同社の共同開発によるもので、縦横約20cmの正方形に配置された1616個のボタンを押すと、音と光が出る仕組みになっている。基本的に垂直方向が音階、水平方向が音階の演奏順を表し、長押しすると自動的に発音が繰り返される。音色や発音の長さ、テンポなどはフレーム部分のボタンで調節でき、クラブミュージックからヒーリング系まで様々な音楽を奏でることが可能。15分もいじれば簡単な操作性はつかめるという。

こうした直感操作型の電子楽器が増えてきた背景について、『TENORI-ON』開発に携わった同社の西堀 佑さんは「現代の『あまり努力をしないで楽しい感覚を体感したい』という機運に、操作のハードルの低さがマッチしているのでは」と分析する。

「とはいえ、直感操作型の機能を駆使して自在に操るには、それなりの練習も必要。そういった楽器ならではの面白さを追求できるところも、魅力の1つです」(同)

「楽器って難しそう」と敬遠していたあなた、直感系電子楽器にチャレンジしてみては?


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