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どうして皇族の方々は「学習院」に通うの?

2008.09.04 THU



撮影/伊藤由美子
たまにニュースで愛子内親王が登校する姿を見かけるけど、そういえば、愛子さまたち皇族はなぜ学習院に通っているのだろう? 何か法律など決まり事があるのだろうか? そこで、学習院総合企画部広報課に伺いました。

「厳密に法律で決まっているわけではありません。歴史などを考慮した結果として学習院を選ばれているのでしょう」

皇族と学習院の歴史って? 皇族だから私立でなく国公立に通いそうな気もしますが。学習院って特別な学校なんですか?

「学習院はもともと公家の教育機関として1847年に京都に設立された、幼稚園から大学まで一貫した教育を行う私立学校です。1877年、東京神田に開校した当初は華族の子弟を陸海軍のリーダーや政治家などに育てるため、読み・書き・そろばんのほか、馬術や剣術も課していました」

私立学校として開校した学習院だけど、1884年、宮内省所轄の官立学校になったそう。

「当時は徴兵制で国民に兵役が義務づけられていましたが、官立学校の生徒は免除されたため、華族から官立にしてほしいと請願運動が起こったのです。また、政府が1890年の国会開設に向け、宮内省の下で貴族院議員を育てたかったことも、理由のひとつですね」

当時、華族のトップの存在である皇族が学習院に通うのは自然なことで、その伝統は、今も受け継がれているのですね。ところで、皇族を迎えるときは特別な準備などあるんでしょうか?

「現在の天皇陛下が入学される時に初等科の校舎を新築したり、皇太子さまのご入園前に幼稚園を設置するなど、あうんの呼吸で通いやすい環境を整えてはいますが、皇族も一般の学習院生と同じ教室で授業を受けています」

皇族も一般の生徒と席を並べているなんて、なんだか意外な気がします。思ったより学習院の敷居は高くないかも?


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