栽培指南書が相次いで出版!

虫を食べる不思議な植物「食虫植物」を育ててみたい!

2008.10.09 THU



写真提供/田辺直樹
植物なのに虫を食べるその意外さが魅力の食虫植物。コレをいま自宅で栽培する人が増えているらしい。『食虫植物育て方ノート』の著者であり、日本食虫植物愛好会の主宰も務める田辺直樹さんによると、「以前は年に10件程度だった愛好会への問い合わせが、最近は1週間に10件のペースで来るようになった」とのこと。一体どうして?

「虫を捕らえて食べるという珍しさから、興味を持っていた人は多かったのだと思います。しかし、10年前に出版された栽培指南書も絶版となり、育て方がわからなかった。それが偶然にも『出版しよう』という動きが重なり、今年に入ってから立て続けに3冊出版されました。関心が高まっているのは、その影響かと」(同)

確かに見た目からして変わったものが多いし、育て方もひとクセありそう。でも、「それは単なる先入観」と田辺さんは言う。

「栽培が難しいとされるのは、おそらく食虫植物=熱帯産と誤解されているから。多くの食虫植物は温帯や高山帯に生えています。それを熱帯産だと思い込んで、冬に室内に入れたら枯れてしまったというケースが本当に多い。日の当たる外に置いてやるのは、基本中の基本です」(同)

また、ほとんどの食虫植物は湿地に生息しているため、鉢を水に浸ける「腰水」をして、土を常に湿った状態にしてやることも欠かせないそう。食虫植物を栽培するうえで大事なのは、まずそれがどんな土地に生えているのかを知ることなのだという。

最後に気になる質問を1つ。食虫植物って、虫を食べないと枯れちゃうの?

「枯れません(笑)。食虫植物が虫を食べるのは、栄養分の乏しい土地に生えているから。不足している栄養分を補うべく、虫を捕らえる道を選んで進化したのが食虫植物なのです。つまり、虫はサプリメントなんですよ。外に置いておけば勝手に虫を捕食してくれるので、餌や肥料も不要です」(同)

思いのほかハードルの低い食虫植物栽培。一鉢、いかが?


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