付箋やノートの切れ端に胸キュン

どうして女の子の文字は丸っこくてかわいいの?

2008.10.17 FRI


70~80年代に流行した丸文字を見よう見まねで同僚に書いてもらいました。丸文字に関わらず、女性からの付箋がデスクに残されていると、なんだかキュンとしませんか?
告白します。僕は小学生のころ、校内で一番美人だった女の子のノートを放課後に盗み読みしたことがあります。それはもう可愛らしい文字が並んでいて、小学生だった僕は罪悪感と戦いながら夢中で見ました。本当にごめんなさい。

女性はドン引きなエピソードかもしれませんが、男性の皆さんはわかってくれる人も多いはず。そこで、「そもそもなんで女性の文字ってかわいいの?」という疑問を、1986年当時に大流行した丸文字の研究を一冊にまとめた「変体少女文字の研究―文字の向うに少女が見える」(講談社)の著者、山根一眞さんに伺いました。

「女性特有の文字といえば、70~80年代にかけて流行した丸文字です。これは、現在でいうと携帯の絵文字のようなもので、上司や先生に対してではなく、友達同士のコミュニケーションとして多用しました。この現象をコミュニケーションコスメティックス(=言葉の化粧)と名付けたのですが、女性は着飾ってかわいく見せたい、という本能で文字を書いています。現在の絵文字もかわいく見せる、という点で同様ですよね」

自分がなぜ女性の文字に萌えるかわからなかったのですが、どうやら女性の本能的な着飾るという部分、つまり女性らしさにキュンときているんですね。

ところで、女性のほうが男性よりもノートをきれいにまとめられる気がするのですが、それってどうしてでしょう?

「先述の丸文字が女子学生を中心に普及した時代は、実は日本が学歴社会に突入した時期です。女子も積極的に勉強して社会進出を! という時代背景の中で、文字を書く機会がより多くなり、女性特有の書体やノートの取り方が生まれました。一方の男子は必死で勉強しなくても雇用の機会がそれなりに与えられたし、着飾る必要もなかったのでノートに凝る必要がなかったのでしょう。だから、学生のころからの経験の差でしょうね」
女性のノートがやたらとかわいいのは、社会情勢が関係していたんですね。先生によると、最近は女性に限らず男性も絵文字を使いますが、それは男性と女性の社会的な役割の違いがなくなってきている証拠だそうです。

女性特有の丸っこい文字や絵文字が、競争社会から生まれたという説はちょっと意外だったかも。でも、それを知るとキュンとする上に、ちょっと愛しい気分になりました。やっぱり女子の丸っこい文字が好きだ~!

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト