家庭用体重計登場50周年!

体脂肪計って、どうやって脂肪を計測しているのか?

2008.10.16 THU


天高く、馬さえ肥ゆるこの季節。進む食欲に比例し、せり出してきたお腹に危機感をおぼえる読者も多いことだろうというわけで。今回は、体重や体脂肪の測定など、健康管理には欠かせないツールとなっている体重計に関するお話。実は今年って、本格的な家庭用体重計(ヘルスメーター)が日本に登場してから50周年に当たる記念の年。今では各家庭に常備されている健康機器だが、普及当初と現在とでは、体重計の利用目的がほぼ真逆になっているという。

「栄養事情が悪かった当時は、むしろ体重が増えることが健康の証だったのですが、高度成長期を境に肥満が健康を妨げる原因として問題視され、体重計は肥満防止のために利用されるほうが主となっていきました」(株式会社タニタ広報室/永塚さん)

そんな体重計の歴史の中でも、特に大きな進化といえるのが、日本で開発された体脂肪の計測機能だろう(92年登場)。

「単に体重をはかるだけでなく体重の中身も大切ということに気がついたわけです」

体重計の上に乗るだけで、なぜか体の中の脂肪の比率までわかってしまう体脂肪計。いったい、どのような仕組みなのか?

「体内の組織で、水分のない脂肪は電流を通しにくく、水分を含む骨や筋肉は電流を通しやすい、という性質を利用しています。簡単に言うと、体内に感じられない程度の微弱な電流を流し、抵抗が多い場合は脂肪分が多い、と判断しているわけです」

もちろん、電流の通り具合だけでは正しい測定はできない。計測時の体重と身長をあわせて計算することで、体全体における体脂肪の比率を割り出すわけだ。

「現在では体重、体脂肪率のほか、基礎代謝や筋肉量など体に関する様々な情報を総合し健康を管理する『体組成計』も出ているほか、日々の記録をインターネットで管理する機能をもった機種も登場しています」

時代のニーズとともに進化を続ける体重計。未来では脳力とかも計測できたりしたら、ちょっとコワイかも?


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