IC発明から今年で50年!

チップ、カード、タグ…「IC」の正体を解き明かす!

2008.11.06 THU

1958年9月2日、今から50年前のこと。米テキサス・インスツルメンツ社のジャック・キルビーが、現在パソコンやケータイの中枢機能を担う、ある画期的なモノを発明した。それが、「ICチップ搭載」「ICカード」などでおなじみの「IC」。だけど、ちょっと待った! 電子機器っぽいものだとは何となくわかるけど、一体どんな役割なの? 電気通信大学・冨澤一郎准教授にナビしてもらいました。

「皆さんがお考えの『IC』は、『ICチップ』のことです。『IC』とは、トランジスタなど、様々な働きをする電子部品などを効率よくつなげる概念。パソコンの頭脳ともいえる『CPU』を人間の脳にたとえれば、脳細胞がトランジスタ。それらをつなぐのが『IC』ということです」

ICチップって、何がすごいんですか?

「ICチップを構成する半導体の加工は、50年前はミリメートル単位でしたが、現在は50ナノメートルと、実に10万分の1の加工精度まで進んでいます。ですから、ICチップを搭載したもののサイズを非常に小さくできるようになったのです」(同)

なるほど。ICチップの小型化が、パソコンやケータイのコンパクト化を実現しているわけですね。そういえば、財布の中のクレジットカード、PASMOやSuicaにも入っているようですが、「ICカード」「ICタグ」にはどんなメリットが?

「ICタグ、ICカードは、超小型の集積回路『ICチップ』と通信アンテナを内蔵することで、通信・記憶・計算の機能を持つことができます。これによって、多くの情報を搭載するだけでなく、通信でやり取りをしたり、制御や管理することもできます。高速道路の料金を支払うETCカードや最新のパスポート、免許証に組み込まれているのがいい例ですね。欧米では、ペットにICチップを埋め込む動きも見られます」(同)

別表の通り、ICチップはボクらを取りまくあらゆるシーンでお役立ちのニクイやつ!いや~、50年前のキルビーさん、マジでサンクスです!


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