スポーツでは重要視されているが…

ボクらが動体視力を鍛えると日常にどんなメリットが?

2008.11.06 THU



撮影/田附愛美
イチローが「駅を通過する特急電車のなかから、構内の看板が読める」と発言し、聞き慣れぬ「動体視力」という言葉が話題になったのは、今から約14年前の話。そして現在、動体視力はプロアスリートなら誰もがトレーニングする、スポーツには必須の能力になった。

と、ここで素朴な疑問。動体視力が良いと、我々一般人にはどんなメリットがあるのだろう? 同能力のトレーニングソフトを開発している、オリンパスビジュアルコミュニケーションズを訪ねてみた。

「まず誤解を避けるために説明すると、動体視力とは直進してくるものと左右に動くものを識別する能力。実は、人間にはこのほかにも深視力や瞬間視力といった能力があり、私たちは運動に必要なそれらの視覚能力を総合してスポーツビジョンと呼んでいます。そして、今の科学で鍛えることが可能なのが、表の6項目なのです」(同社プランナー・遠藤聡人氏)

要は動体視力だけでなく、ほかの能力も組み合わせて考えようということ。で、認識を改めたところで再質問。その6項目の視覚能力を鍛えると、何に役立つの?

「最も身近なケースは車の運転です。能力が高ければ、急な飛び出しにいち早く気付いたり、走行中でも難なく道路標識を読めたりします。あるいはトレーニングするなかで、深視力が低いと分かれば車間距離に気をつけるなど、自分の注意すべき点が見えてくるのも大きなメリットですね」

なお、これら視覚能力の大半は、動いているものを見るときに役立つ能力。だから場面がオフィスになると瞬間視力を生かして内密に上司の動きを観察したり、優れた眼球運動で隣のOLちゃんにまとわりつく蚊を捕まえるなどとたんに力を発揮できる機会が少なくなるようだ。

さて、この能力は都内にある東京メガネスポーツビジョンセンターで測定して数値化することも可能(有料・要予約)。自分の能力を把握したい人は、ためしにデータを取ってみては?


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