“和”稽古ブームの最終兵器!?

乙女の間で密かなブーム「殺陣」の魅力に迫ってみた!

2008.11.06 THU



写真/内山政彦
和食とか着物とか落語とか、何かと和のブームが続く今日このごろ、奇妙な噂を聞きつけた。最近うら若き乙女たちの間で殺陣が静かな流行なのだそう。なんで?と頭の中に飛び交うハテナマークを蹴散らすため、噂の震源地を直撃取材した。

場所は東京、吉祥寺にある教室。ピリリとした空気に思わず襟を正しながら足を踏み入れると、袴姿の女性(講師の多加野詩子先生)を前に数名の女性が木刀や竹光を構えていた。その日の参加者は7名。この乙女たちが先生の号令に合わせて一斉に刀を振る。なかなかの迫力だ。多加野氏いわく、基本の姿勢は体の中心に一本の棒を意識しての構え。これを続ければ自然と姿勢が良くなる。さらに軸足とともに刀を前に出す突きの姿勢などはヨガにも似たバランスと全身の筋力が要求される。つまりシェイプアップ効果も高いのだとか。

基本のカタが終わると、次は殺陣の醍醐味である掛け合いだ。決められた動きで刀を振ると、先生が左右にかわしてくれる。さらに斬り役だけでなく斬られ役の稽古もする。テレずに思いきり声を出して倒れるのがストレス解消にはもってこいという。参加した20代の女性は、日本的な立ち居振る舞いの習得とシェイプアップ効果を期待して入門したのだと話してくれた。

ところで、なぜ女性だけの殺陣教室を?

「これまで男女の隔てなく生徒を募集していたのですが、女性はやっぱり男性の前だとなかなか自分を出し切れない。であればと女性だけの教室を提案したら予想以上の反響があったんです」(多加野氏)

殺陣がブームになった裏には最近の女性の習い事に対する意識の変化がある。スクール情報誌『ケイコとマナブ』の編集長・杉原氏の話では「強さや和の伝統などを身につけて自分を磨きたいと考える女性が増えている」のだとか。戦後、女性とストッキングは強くなった。なんていうけど、これからはもっと強い女性が増えてくるのかなぁ。


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