八百万の神様を祀っています

同じ名前の神社が全国各地にあるのはなぜ?

2008.11.13 THU


街をブラブラ歩いていると「氷川神社」を見つけたでもアレ?氷川神社ってほかの街にもあったような。同じ名前の神社って、いくつもあるものなんですか?

「はい。氷川神社は、埼玉にある総本社をはじめ、全国に約300社あります。祀っている神様が同じなので、神社の名前も同じなんですね」(神社本庁・瀬尾芳也さん)

氷川神社で祀っているのは、おもに「スサノオノミコト」だそう。ちなみに全国で一番数が多いのは「八幡神社」で、こちらで祀られているのは「八幡神」。そういえば「八幡様」もたくさんありますね。ところで「総本社」があるからには、会社組織のように、ほかの神社は「支社」だったりするんですか? あと「この神様の方がエラい」などの序列はあるんですか?

「神社同士に、特に上下関係はありません。さらに同じ神様を祀っている場合でも、太宰府天満宮や湯島天神など、地名が付け足されて違う名前になったり、複数の神様を祀る場合もあります。つまり各神社は、それぞれ独立で運営しているので、特に勢力関係や序列はないのです」

戦前には「社格」という神社の格付け制度が存在したが、戦後、それが廃止になってからは公的な格付けはなくなった。ただ、皇室の祖神とされる「天照大御神」と、この神様を祀る総本社の伊勢神宮だけは、今でも別格扱いなのだとか。それにしても、なぜ同じ名前の神社が各地に広がったの?

「理由は神社ごとに様々ですが、たとえば八幡神社は、東大寺の大仏を建立する時、時の天皇が八幡神に祈願したことや、八幡様を氏神としていた源氏が天下を取ったことから『ありがたい神様』とされ、日本全国に広まったようです」

やっぱり、御利益がある神様をお参りしたくなるのが人情ってもんですよね。そんなこんなで人気のある神社が生まれたそう。来年の初詣は、祀っている神様を調べてから行くと、新鮮な発見があって楽しいかもですね。


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