動物は早いのが当たり前?

「早漏コンプレックス」の起源はいつごろ?

2008.11.20 THU



画像提供/下川耿史さん
早漏問題。いや、深刻なのは女子でも知ってるんです。でも、10月にオランダで発見された早漏遺伝子といい、アメリカで発表された挿入後1分以内という早漏の定義といい。ちょっと気にしすぎじゃないっスか? そもそも、牛、馬、虎、ライオンなどなど、人間以外の動物の多くは交尾時間が短いわけでしょ? 世のオスたちは、いつから早漏にコンプレックスを抱き始めたんだ?

調べてみると、『ペニスの文化史』(マルク・ボナール他/作品社)に「射精の早さは社会によって価値観が違う」との記述が。なんでも、アフリカのいくつかの民族では、射精が早い=最強ってことらしい。じゃあ、日本の早漏をめぐる歴史って?

語彙の初出がわかる『日本国語大辞典』(小学館)によれば、文献上では1921(大正10)年に出版された『新しき用語の泉』での記述が最古。ここでは、現在と同様に負の意味で使われている。どうやらヒントはこの時期にありそうですぞ! そこで、性風俗史の研究家・下川耿史さんを尋ねてみた。

「実は、日本に早漏の文化史研究はなく、いつからネガティブにとらえられるようになったかはわかっていません。ただ、江戸時代、男性器にまつわる悩みは精液が出なくなることでしたから、明治時代以降でしょう。推論ですが、理由のひとつは明治初期に導入された西洋医学。妊娠や男女性器など『性』に関して医学的な分析がされるようになり、『これが正しい』とする指南書も多く出版されました。それが比較対象となって、コンプレックス意識が生まれたのでは」

一方、現代の医療の場ではいつごろからだと考えているのか、早漏の治療を行う上野クリニックに電話をすると。

「時期は不明ですが、女性の社会進出とは関係があるでしょうね。多くの方は、女性の言葉に傷ついて来院されますから」

マジ? 起源はともかく、原因は女子にもあるとな! 意外な事実にたどり着いたところで、今後アノときの言動ぐらいは注意します。


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