カラスやスズメはダメなのか!?

なぜ人の言葉をマネできる?オウムやインコの不思議な力

2008.12.04 THU



写真提供/磯崎哲也氏
「バーカ」。突然の罵倒にビクッとすると、ペット店のオウム。ビビッた自分も情けないが、オウムやインコなどはなぜ人間の声をマネできるの? 真相に迫るべく『ザ・インコ&オウム』の著者・磯崎哲也氏のもとへGO!

「そもそも鳥類の発する音は、仲間の声を模倣したものです。野生では、オウムやインコも仲間の音を模倣します。しかし、人間に飼われている環境では人間の声を模倣するわけです」

じゃあ、仲間になればスズメも人間の声をマネしたりなんてこともできたりして。

「いやいや。スズメは、人間と同じ周波数の音を出せません。鳥の気管支には、声の周波数を決める鳴管という器官があり、オウムたちのそれは、他の鳥よりも格段に発達している。だから、周波数1000ヘルツ以下の人間の声も模倣できるのです」(同)

一般的に、鳥の声は2000ヘルツ以上。一方、オウムたちは300~7000ヘルツと広域の周波数の声を発することができるのだとか。でも、オウムたちって「音」というより「単語」を発してません?

「オウムたちは、他の鳥よりも脳が発達しているため単語のように複雑な音でも覚えられるのです。たとえば、『コンニチハ』と声をかけると、すぐにその音を完全に覚え、今度は記憶を頼りに自分で音を発してみます。そして、自分の出した『コンニチハ』と記憶のなかの『コンニチハ』を照合し、ぴったり合うまで練習するのです」(同)

その頭脳と努力の精神、分けてほしい。が、なぜそんなにも懸命に覚えようとするのか? 磯崎氏に聞くと、それはオウムたちが愛情深いからなのだそう。野生では伴侶などに、人間相手では飼い主に対して。

「ただその分、嫉妬深いといわれています。インコを飼っている一人暮らしの女性が、初めて男性を部屋に入れたとすると、嫉妬する。襲いかかる可能性だってあります」(同)

愛情が深いほど、嫉妬心も深いとな。これからは狙った女の子のペットも要チェックですぞ、男性諸君!


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