服飾業界でいう“金グセ”問題

股間のポジション問題をまじめに考えた

2009.01.15 THU



写真提供/AFLO
会議中になんだかズボンに納まったキン●マのポジションが悪くてクネクネと身をよじる、なんて体験は男子たるもの、一度や二度ではないはず。男子の股間のパートナーはポジションが決まっていて、常にどちらかの方向を向いているが、ズボンにはこれに対する配慮はあるのだろうか。男ばかりが集まった編集会議では残念ながら結論が出ない。そこで、皇族をはじめ、多くのVIPのスーツを手作りしてきた名門中の名門、金洋服店の服部晋社長を直撃してみた。

「この、左右の向きというのは服飾業界では『金グセ』といいます。女性に言うときは表現に困るんですよ」

キンの癖、ですからね(笑)。では、どっち向きかはどうやって確認するのですか?

「必要な情報ですから、単刀直入に聞かせていただいています。ちなみに、一般に販売されているスーツでは左右の配慮はありません。一般的な機械裁断ではコストダウンのため、何枚もの生地をコンピュータ制御で左右同時に裁断しているためです」

一方、金洋服店では一枚一枚手作業で裁断しているとか。これは服の設計図である型紙にもいえる。今はオーダーメイドの店でも採寸したデータをコンピュータに入れると、自動的に型紙が出来上がるシステムを使っているケースが大半だ。だが、服部さんは微妙な体の線に配慮した型紙を手書きで作っている。そのために体のラインをボディタッチで確認するという。そして、同じ顧客でも体形が変わると当然、修正するんだとか。ところで、金グセに配慮したズボンってやはり、フィット感は違うのだろうか?

「見た目はそう変わりませんが、はき比べれば明らかに分かります。ただ、フィット感という点では下着選びも重要です。収まりの良い立体成型の下着を選べばそれだけで格段に快適になるはずです」

さすがにテーラーメイドのスーツはお値段もはるので、すぐに手に入れるのは難しいかも。まずは下着選びから金グセ問題の解決を始めてみますか。


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