おいしさのポイントはニオイ!

“東京の水=マズイ”を変えた水面下(?)のプロジェクトとは?

2009.01.22 THU


朝、水道の蛇口をひねり水を一杯。ん、うまくなってね? 夏にはなんとなくクサイな~なんて感じてたのに。もしや、最近水道水に何か革命が!? さっそく、水道局に取材!

「いや、一般的に10℃~15℃が水をおいしく感じる温度なんです。冬の水道水は10℃前後ですから、その影響でしょう。また、水道水は季節で微妙に味が変化します。夏は川に多く発生した藻の一種がカビくさいニオイを出すことがあり、逆に春先はきれいな雪解け水が川に流れる。その時期が、一番水道水がおいしい時期ですね」(東京都水道局・三園浄水場水質係長の阿部進さん)

そっかぁ。革命なんか起きてなかったのね。壮大な妄想も水泡に帰す、と。

「いえいえ、東京の水道水は確実においしくなっています。平成4年から順次、浄水場に高度浄水処理を導入。現在は、利根川水系の全配水量に占める高度浄水処理水の割合が5割を超えています」(同・サービス推進部の岩崎浩子さん)

水面下でそんなプロジェクトが!? ところで、高度浄水処理って何ですか?

「高度浄水処理とは、従来の処理に加え、カビ臭などのニオイの原因物質をオゾン処理で分解し、生物活性炭で取り除くこと。川の水の濁りを沈め、『ろ過』、『消毒』をする従来の浄水処理でも水は十分に安全ですが、よりおいしい水を追求しています」(同)

水道局の「おいしさ」のポイントは、 ニオイ。というのも昭和40年代、原水の汚れの悪化に伴い処理していると「カビクサい」「カルキクサい」などの苦情が増加。30年間で技術も進歩し、浄水処理の改善に至った、と。

「浄水場だけでなく、古い水道管の交換も実施。平成16年からは、都営水道区域のマンションなどの貯水槽を随時点検調査し、問題があれば改善を助言・指導しています。また、改善されたか再調査も行います」(同)

ただし、改善するかは持ち主次第だそう。水道局の努力だけでは、限界があるのね。うちのマンションはちょっと大家さんに確認してみるか。


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