25歳のキミは“祓い”に行った?

起源は? どうして3年も?厄年にまつわるトリビア

2009.02.05 THU



写真提供/時事通信社
男性なら25歳、42歳、61歳、女性であれば19歳、33歳、37歳で迎える厄年。その年齢になると、周囲からは何かと寺社や神社での厄払いを勧められることに。しかし、お祓いを受けても、実はその意味や起源を分かっていない人も多いのでは? さらに本厄に加えて前厄、後厄があるのも謎です。そんな厄年についての疑問を國學院大学神道文化学部の井上順孝教授に聞きました。

「厄年の起源は、正確にはよく分かりません。しかし、古代の中国では7歳から9年刻みの歳を要注意としていました。それが日本に伝わり、陰陽道などの影響を受け、変化して厄年となっていったのかもしれません」

なるほど~。よくいわれる42歳は「死に」、33歳は「散々」と年齢に合わせた語呂合わせで決まったわけではないんですね。それでは、いつ日本に広まったのでしょう?

「厄年の風習は平安時代の貴族の間で行われていたことは知られています。それが江戸時代には一般的に広まったようです。厄年が3年続く理由についてですが、日本の祭事では致斎と呼ばれる本格的な忌みの期間の前後に前斎、後斎というのがあります。こうした観念が影響したかもしれません」

厄年の歴史は約1200年以上!? しかし井上教授によると、厄年の儀礼は神社祭式では雑祭に当たり、お祓いの方法に正式な決まりがないとか。さらに、近年では前々厄を含めて厄年とする地域や、「厄」を「役」と表記して社会の役目を果たす年とする、良い意味で使われる地域も! これらを鑑みると、地域によって年齢や意味合いにもバラツキがあり、どうやら巷でいわれる体調の変わり目説や前述の語呂合わせ説は後世に付け足された考えのようです。

「それは健康や語呂合わせを好む日本人からすれば、広がりやすい説明でしょうね。こうした儀礼は時代によって変わるもの。それを踏まえてかかわったらいいでしょう」

厄年の意味も時代に合わせて変わってきたんですね。今度の厄年でも僕らは初志貫徹でいきたいものです。


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