昼はポカポカ、でも夜は寒い…

この季節だからこその好適な防寒アイテムとは?

2009.02.26 THU



写真提供/AFLO
2月4日の立春を過ぎ、暦の上では春を迎えた。毎年この時期は出掛ける格好に悩む。夜間は真冬同然に冷え込むので軽装で出掛けると帰りに後悔するが、かといって一日中寒いわけでもないので着込みすぎもNG。さしあたって一番は「しっかり防寒しつつ、気軽に軽装になれる格好」なのだが、この加減がなかなか難しいのだ。果たしてこの時期に好適な着こなしなどあるのだろうか? 衣服の機能性の研究における第一人者、文化女子大学の田村照子先生からは、「気候にもよりますが、シャツ・セーターなどある程度重ね着した上にダウンベストを着るスタイルは、防寒性も高く着脱も楽なのでこの時期に合いそう」とのお話があった。ダウンベスト。確かに気軽に軽装になれるアイテムではある。だが、腕が手薄なスタイルだけに夜は少し寒そうな気もするが。

「実は、防寒をするにあたって最も大切な部位は胴部分。そこをしっかり寒さから守れば、体温は一定に保たれます」(田村先生)

人間の寒さ(暑さ)の感覚は、「運動による発熱」や「低気温による放熱(熱は温度の高い方から低い方へ流れる性質を持つ)」などにより、37℃という一定の体温が上下することで起こるのだという。つまり、体温が一定であれば、気温が低いなかで全身を覆っていなくても寒くないそうだ。しかし、薄着の腕から放熱しないのだろうか?

「手足は胴に比べて、皮膚血管の拡張・収縮による放熱の調節機能が活発で、自律的に体温調整をしています。だから、調節機能が活発ではない胴を衣服でサポートすれば、体温を一定に保ちやすいわけです」(同)

ここでいう衣服の役割は、放熱を遮断すること。これにより自らの熱で胴が温められ、全身も寒くなくなるという。ダウンベストはオフタイムのアイテムだが、出勤時もスーツの下に一枚ベストを着るだけで防寒作用が期待できる。子どものころは少し軽く見ていたが、実はチョッキ侮るなかれのようだ。


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