手もちのプレーヤーで再生OK!!

「高音質CD」はどうしていい音を奏でられるの?

2009.03.19 THU


ダウンロードでの楽曲データ購入の増加に比べ、CDパッケージの売上が伸び悩んでいることが伝えられてきた。しかし、そんな状況に一石を投じる高音質CDという新たなアイテムが話題となっている。現在までに、SHM-CD、HQCD、Blu-spec CDという3種類が相次いで市場に投入され、ジャズやクラシック、ロックなどの過去の名盤を中心に売れ行きは好調。過去の別規格メディアなどと異なり、あくまでCDなので、手もちの再生機で聴けるのが特徴だ。

「共通しているのは、製造過程や素材にそれぞれ独自の工夫を凝らし、CDの実力を引き出す努力をしていることです。SHM-CDは素材に液晶パネル用の透明度の高い樹脂を使用し、HQCDはさらに反射膜に独自の合金を採用。Blu-spec CDはブルーレイディスク用の素材やカッティング技術を応用しており、いずれも高音質の音楽再生を目指して開発されたものです。同じマスター音源を使った普通のCDと聴き比べてみると、きっとおもしろいですよ」(『Beat Sound』編集部・武田さん) 

一般にモノとしてのCDは、元のマスター音源から作る(カッティングする)スタンパーという型をポリカーボネートなどの樹脂ディスクにスタンプ、そこに読み取り用の反射膜となる金属などを薄く塗ったものと考えればいい。それぞれの素材や工程をより優れたものにアップグレードした結果、高音質が得られるようになったというわけだ。

SHM-CDで多くの作品をリリースしている、あるレコード会社によれば「音楽CDの再生では、どれだけ精度の高い読み取りができるかが、音質に直結します。もちろんプレーヤーなど再生環境によっても左右されますが、高音質CDとは、いわばCDという記録媒体の持つポテンシャルを、最大限引き出してやろうという試みなのです」とのこと。

圧縮された音楽を手軽に楽しむのも、じっくりイイ音で体感するのも、どっちも捨てがたい。まずは聴き比べに挑戦!


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