凍死しそうな時も眠くなるそうですが…

どうして眠気をもよおすとカラダが火照ってくるの?

2009.04.02 THU



イラスト:タカハラ ユウスケ
ふぁぁ~、眠い。ぽかぽか陽気で、頭がボ~となり、眠気に襲われることも多くなってきた。で、前から不思議だったんだけど、なんで眠くなると、体って火照るんだろう? それとも体温が上がると眠くなるってことか?どっちなんだ!? そんな素朴な疑問に答えてくれたのは、足利工業大学睡眠科学センターの小林敏孝教授。

「その疑問にお答えする前に、まず体温には皮膚温と中枢温の2種類があることを理解していただいた方がいいですね」

ちゅうすうおん? 聞き慣れない言葉ですけど、それってなんですの?

「脳の温度に近い、脳や体の中心部の温度のことです。中枢温は夜寝る数時間前から徐々に下がっていきます。脳が寝る準備をするんですね。眠っているときは中枢温が低く、起きているときは高くなります。中枢温をどうやって下げるかというと、血流を増やし、皮膚の毛細血管を広げることで、体の表面から熱を放散します。したがって必然的に体の外側の温度である皮膚の温度も上がるのです」(同)

だから体が火照るってわけか。じゃあ、冬山で遭難したりして、凍死しそうなときにも眠くなるっていうけど、あれはなんで?体は冷え切っているし、寒さで眠気なんて吹き飛びそうなのに。

「それは冷たい外気によって、中枢温まで下げられるからです。眠りに入る前と同じような状態になり、眠くなるんですよ」(同)

ほぉ、なるほど、納得! また、小林教授によれば、体温と眠りの関係は快眠に役立てることができるという。

「寝る1~2時間前に入浴すれば、皮膚温も上がっているので、熱の放散を手助けしてくれます。前もってふとんを温めておくのも効果的です。そうすれば寝つきが良くなるはずですよ」(同)

勉強になるなぁ。でも頭を使ったら眠くなってきた。いや、中枢温が下がってきた。というわけで、そろそろこの辺で。おやすみなさい。Zzz。


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