ヒエログリフ、楔形文字など…

#жΦξみたいな古代文字って一体どうやって解読したの?

2009.04.16 THU



写真提供/近藤二郎教授
2500。先日ユネスコが発表した、消滅の危機にさらされている言語の数だ。いままでも、姿を消した言語は星の数ほど。そして、言語だけでなく文字も消え続けている。紀元前からあったヒエログリフしかり、楔形文字しかり。が、消滅したのに解読されてるのはなぜだ。意味不明な記号にしか見えないし、ぶっちゃけデタラメに読んでるんじゃ?

「いや、ちゃんとロジックがあるんですよ(笑)。ある文字を解読するためのポイントは2つ。まず、文字数が30前後でアルファベットのように母音や子音を1つずつ表す文字なのか、あるいは50~80ほどで日本語のカナのような音節文字なのか。文字は、主にこの2種類ですから。さらに、どんな系統の言語かがわかれば、解読の糸口となります」(早稲田大学文学学術院・近藤二郎教授)

ぎゃっ! あらぬ疑いをかけてスミマセン。実際に、エジプトで発掘されたロゼッタ・ストーンに刻まれているヒエログリフは、動物や人などの形をした文字が表音文字だとわかってから解読が大きく進んだそう。登場するいくつかの王の名前の文字列から、共通する文字をピックアップ。一つひとつの音を解き明かし、音読すると古代エジプトのコプト語に類似することが判明。コプト語の文法に照合して解読に至ったのだ。でも、なぜ王の名が刻まれているとわかったんですか? やっぱり勘?

「(苦笑)。ロゼッタ・ストーンには、同じ文がヒエログリフ、ギリシャ語など3つの言語に対訳されていました。こういうものを対訳碑文と呼びますが、歴史上、ある国が支配する領土を広げると、異なる言語の人々に向けて法令などを対訳碑文で掲示したとわかっていたのです」(同)

対訳碑文は、楔形文字の解読にも重要な役割を果たしたそう。対訳された言語の一つが古代ペルシャ語だとわかり、大きなヒントとなったのだ。人類の歴史が色濃く反映されている文字の歴史。それをひもとく解読者の仕事とは、なんともロマンチックなものですなあ!


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト