中国鍼灸では足裏のツボはひとつだけ

“足裏マッサージ”の起源は20世紀アメリカにあった!?

2009.06.11 THU



イラスト:牧野良幸
疲れたときに、ついつい目が行ってしまうのが、街中のマッサージやこりほぐし。最近、鍼灸院や全身マッサージと並んで、「足裏マッサージ」系のサロンも増えていますが、それが「実は中国四千年の『足ツボ』の歴史とは関係ない」と知ったら、みなさん驚かれますか?筆者もとある鍼灸院で「足の裏にあるツボ(経穴)は湧泉しかないよ」と聞いてびっくり。では、本当の起源は? 調べてみると「リフレクソロジー」と呼ばれる比較的新しい健康法がその起源のよう。そこで詳しいルーツを日本リフレクソロジー協会(RAJA)の藤田桂子理事長に聞いてみました。

「リフレクソロジー(反射区療法)が生まれたのは、20世紀のアメリカです。もちろん、古代エジプトや中国でも足の裏を重視する健康法はありましたが、現代に詳細は伝わっていません。1917年、アメリカのフィッツジェラルド博士が、全身を10のゾーンに分ける『ゾーンセラピー』を発表しました。その理論を学んだセラピストのイングハム女史が、さらに細かく、足の裏に全身の各臓器を反射・投影した『反射区』があると考え、『リフレクソロジー(反射学)』と命名したのが直接の起源です」

リフレクソロジーの名称が生まれてから、まだわずか数十年、しかも西洋起源とは驚きです。でも「台湾式」もありますよね?

「台湾式を生み出したのは、スイス人のジョセフ・オイグスター神父。台湾でリフレクソロジーの本を読んで開発した健康法なので、やはり起源は同じですね」(同)

欧米式の足裏マッサージは柔らかい刺激、アジアは強い刺激などという傾向がありますが、基本は同じだとか。ちなみに街中で見かける「元祖英国式Queensway」の技術はRAJAの藤田真規さんが開発したもの。英米・北欧で学び、日本人向きの「イタ気持イイ!」刺激を生み出したそうです。

起源はどうあれ、気持ちよくストレスや疲れが解消されるならありがたい話。自分に合ったサロンを見つけて、体調管理に活用してみては?


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