肌を隠しても黒くなっちゃうことが…

瞳に射しこむ光でも日焼けするってホント?

2009.06.11 THU



イラスト:もりいくすお
ランニングブームにのっかりたい!と友人ランナーにアドバイスを乞うたところ、「サングラスは必須。目も日焼けするんだよ」と一言。確かにランナーってサングラスをしているイメージがあるけど、目が日焼けってホント?

「本当です。『日焼け』の本質は紫外線による炎症で、目も炎症を起こします。肌が黒くなるのは、紫外線『UVB』を受けて炎症を起こし、皮膚のメラニン産生細胞が刺激を受け、メラニン色素が生成されるからです。メラニンは、紫外線の毒性から皮膚細胞の遺伝子を守る防御物質なんです」(大阪市立大学医学部の井上正康教授)

しかし、ここで井上先生から驚くべき言葉が。目が受けた紫外線は、眼精疲労や視力低下を引き起こす原因になるほか、肌を黒くすることもあるというのです! 

「目に入った紫外線UVBが角膜で炎症を起こすと、それが脳にストレスとして伝わります。すると脳は血中にストレスホルモンを分泌し、紫外線を直接受けていない全身の皮膚のメラニン産生細胞が反応。結果、肌が黒くなるのです」(同)

ちなみに、真夏のビーチの日光量およそ1時間分を目に当てると影響が出るとか。また、精神的ストレスでも脳からストレスホルモンが分泌されるという話。さらに最近では、肌だけでなく腸にまでメラニンが産生されてシミができることがわかってきたそうなんです。って、なんだか怖いんですが。

「神経質になる必要はないですよ。腸の動きが鈍って便秘になる人もいますが、シミができること自体は問題ありません。紫外線による一番の問題は、皮膚の老化や遺伝子の突然変異による皮膚ガン。しかし日本の都会は空気が汚れているため(苦笑)、紫外線の量は少ない。それに紫外線はビタミンDを作って骨を元気にする作用もあります」(同)

おぉ、恐れることは何もないじゃない!今年の夏は、健康的な肌黒を目指してランニングに励みたいと思いま~す。


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