得意ワザは乗馬やスキー、テニス!?

皇室を警護する「皇宮警察」スペシャリスト採用の基準

2009.06.25 THU



写真提供/毎日新聞社/アフロ
すごいところが「スペシャリスト採用」を始めた。ある特別な技能を持ったスペシャリストの採用はすでに各企業がおこなっているが、驚いたことに「皇宮警察」もスペシャリストの採用を始めたらしい。皇宮警察とは、皇室の護衛や警備を専門に担当する警察庁の附属機関のこと。皇宮警察の護衛官になるには特別な採用試験に合格しなければならず、皇宮警察学校に入学後も英会話に加え、和歌や茶道といった日本文化の授業まであるという皇室警備のプロ。その皇宮警察が求めるスペシャリストなのだから、きっとジャック・バウアーのような人たちに違いない。

「たしかに柔道や剣道など、武道の有段者であることも目安ですが、必要なスキルはそれだけではありません。皇宮警察のスペシャリスト採用試験を受験するには、まず大卒が必須条件。そのうえで英会話の世界共通テストTOEICのスコアが規定以上であったり、スキーや乗馬などの技能や資格を持っていることが必要になります」。こう説明するのは、皇宮警察本部警務課の採用担当者。

英会話にスキーや乗馬。そう、皇宮警察のスペシャリストはなにも屈強な人だけをさすわけじゃないのだ。スペシャリスト採用の目的は皇室の方々を護衛する皇宮警察のエリート「側衛官」を養成すること。側衛官は皇族のそばでボディーガードをし、外国やスキーにも同行するので、英会話はもちろん、スキーや乗馬の技術を習得することも必要。そのため従来はベテランが多かったのだが、この側衛官を早くから養成するために新設されたのがスペシャリスト採用というわけだ。それだけに、これまで30名前後採用されたスペシャリストのなかにはテニスで全国大会に出場した人もいるという。

「だからといって、御所内でテニスばかりをするわけではありません(笑)。お近くで勤務するためにある程度のスキルが必要というだけで、あくまでも本分は警護です」(同)

とはいえ、スキーやテニスがうまくないと護衛がつとまらないなんて、皇室というところはホント特別なのである。


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