“カーテレマティクス”の普及進む

渋滞情報の精度が向上!カーナビシステム進化中

2009.07.02 THU



イラスト:川合景二
快適なドライブの必需品、カーナビ。日本中どこにいても、居場所を教えてくれる賢いヤツですが、そもそもどうして自分の位置がわかるんだろう?『カーナビの謎を解く』(C&R研究所)の著者・青砥浩史さん、教えて!

「カーナビは、GPS航法といって、複数の人工衛星から電波を受信することで、経度や緯度を測定し、自分の位置を特定しています。電波の届きにくいトンネル内では、車の進行方向や速度から測位を行う自律航法を併用するため、位置を見失うことなく表示できるんですよ。この2つの航法を使ったカーナビはハイブリッドタイプと呼ばれていて、現在主流になっていますね」

2つの方法で、より正確な表示ができるんですね。ところで、渋滞情報もGPSが教えてくれるの?

「渋滞情報に関してはVICSというシステムを使っています。日本道路交通情報センターから提供される情報に加え、日本中の主要道路に設置されているセンサーが、通過する車の情報を収集し、リアルタイムな交通情報を配信しているんです。特定の車両が2カ所のセンサーの間を通過した時間を割り出して、道路の混み具合を判断しているんですよ」

そうなんだ! ところで、最新のカーナビは、昔に比べて渋滞情報がより正確になったような気がしますが。

「それは、VICSのセンサーが広く普及したこともありますが、最新のカーナビは、他にも様々な方法で渋滞情報を集めているんです。ここ数年で広がりをみせているのは、自動車メーカーやカーナビメーカーが独自に行っているカーテレマティクスのサービスです。契約車の走行情報を常にセンターで受信・蓄積しており、集めた交通情報を他の契約車に配信することで、VICSではカバーできない細かなエリアの情報も取得できるようになったんですよ」

ドライブを楽しく快適なものにしてくれるカーナビ。これからもどんどん賢くなっていくんでしょうね。


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