三菱鉛筆のスマッシュヒット!

「ジェットストリーム」に読み解くボールペン“書き味”の秘密

2009.07.02 THU


編集会議でスタッフの一人が言った。「これ、ものすごく書きやすいんだよ」。手にはボールペン。順に回して試し書きをしてみる。おお、異常なほどに滑らかじゃないか。

これ、「ジェットストリーム」という商品らしい。発売元の三菱鉛筆いわく、「発売は2006年7月で、昨年1年間の出荷数が1000万本以上。現在、6種類のシリーズとして展開中です」(広報・飯野尋子さん)。人気の秘密は、やはり書き味だという。

「ボールペンのインクは各社性能に大きな差はありませんでしたが、ジェットストリームは書き味や発色、乾燥性を追求するためにインクそのものから開発を行いました」

開発期間は5年。50種類の溶剤を用いて1万通りの組み合わせを実験してたどりついた究極のインクなんだとか。文具コンサルタントの土橋 正さんも言う。

「ボールペンは主に3種類、筆圧は必要だけどにじまない油性、軽く書けるけどにじみやすい水性、そして1980年代後半に登場した軽くてにじまない水性ゲルに分けられます。ジェットストリームは油性なのに軽い書き味を実現した点で画期的でした」

しかし、そもそも書き味って何?

「ペン先の滑り、ボディの重量、グリップの太さ。書き味はこれらのバランスによって左右される書き心地ですね」

また、最近では書き味以外の点でも工夫を凝らした様々な商品が出てきているらしい。注目のボールペンを土橋さんに独断でピックアップしてもらった。

「トンボの『エアプレス』はノックのたびピストンが動きインクを押し出す仕組みで、上向きでも書けます。書いた文字を消せるのはパイロットの『フリクションボール』。サンスターの『バインダーボール』はボディごとノートに挟めます」

その他、ブラックライトを当てると文字が浮かび上がるハイタイドの「インビジブルペン」など、機能や遊び心に満ちた商品がたくさんあることがわかった。さっそく理想の1本を探しに行こうかな。


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