自宅でもカンタンにできる?

食料自給率アップのカギを握る水耕栽培はこんなにスゴい

2009.07.16 THU



撮影/CPUGO
気温や光の具合、栄養分などを人工的に管理して植物を安定生産する「水耕栽培」が注目されている。食料自給率アップを目指す農林水産省も水耕栽培をシステム化した「植物工場」の増設計画を進行中だ。今回、そのモデルケースとして注目される「小津産業」を直撃。もともと紙問屋の同社は倉庫の空きスペースを利用し、植物工場を運営しているのだとか。

「完全室内型の水耕栽培なら、気候に左右されないうえ、苗床を積み上げられるので、同じ床面積でより多くの栽培が可能です。養分を水に溶かして供給するので吸収がよく成長も早い。レタスだと通常の半分(約40日)で収穫可能です。また、廃棄量が少ないのも特徴。例えば露地栽培の葉野菜だと外側の葉っぱを捨てがちですが、土も農薬も一切使用しない水耕栽培はその必要がありません」(開発担当・金子裕一氏)

いい事だらけみたいだが、室内なので光は人工灯。消費電力では分が悪いのでは?

「ウチの工場では今のところ蛍光灯を使っていますが、LEDなど、省電力型のものも視野に入れています。しかし現状では大規模に栽培する場合、コストを考えると蛍光灯がベストなんですよ」

工場内は菌が少なく無農薬だから、摘んだらそのまま食べることができる。レタスをいただくと、これがかなり美味! が然興味が増して、自分でもやってみたくなった。しかし、家庭用でもLEDなどを使ったキットは2~5万円と高額だ。買えば数百円の野菜にそんな投資はと悩むボクに「簡単なものならペットボトルでOKです」と、助言してくれたのは水耕栽培装置を製造するファーマーズデザインの添田氏。

「台所用スポンジの真ん中にカッターなどで穴をあけ、野菜の種を仕込みます。そして輪切りにしたペットボトルに水と液体肥料を適量注ぎ、苗床のスポンジを入れます。水が腐らないよう簡単な浄水効果のある酸素吸入器などを入れるとさらにいいですね」

窓際に置いておけば、今なら2カ月ほどで収穫可能。待ち遠しいぜ!


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