欧米にはそんなマナーはないらしい…

レストランで女子を奥に座らせるのはなぜ?

2009.09.10 THU



イラスト:パパイヤ檸檬
この前、ふたり用の席が横一列にずらりと並んだ、とあるレストランに行ったときの話。ふと見ると、入り口に近い手前側の席には全員男子が、奥のソファ席には全員女子が座っていました。これって、よく考えたら異様な光景なんだか変な感じです。たくさんの男性の背中を見るうちに、「女子を奥に座らせるのは、なぜ?」という疑問がフツフツとわいてきました。奥の席に座らせる=女子を尊重しているから? もしかしてこれは海外のレディファーストの影響?

「欧米では、女性を奥に座らせるという習慣はありません。なぜなら男性と女性が食事に行く際、ウエイターにサービスの指示をするのは、決まって男性の役割。そのため男性はウエイターに一番コンタクトを取りやすい場所に座ります。それが必ずしも手前の席だとは限らず、男性が奥に座ることも多々ありますよ」(All About「男の身だしなみ」ガイド・首藤さん)

レディファースト由来じゃないのなら、男子はなぜ女子を奥に座らせる? マナーの観点から分析するとどうなるんだろう?

「女性を奥に座らせる行為は、ビジネスにおける上座・下座の習慣に基づいていると思います。これらは共通点が多く、両者とも大切な人にいい席(=上座)に座ってもらいたいという精神に由来していると考えられます。また、いい席に座ることで、相手は『大切にされている』と感じ、好意を抱いてくれます。これを『好意の返報性』と呼ぶのですが、対象がお得意様か恋人か異なるだけで、動機は同じなのです。そして、相手を守るという役割まで同じ。自分が手前に座ることで、いざというときに防波堤となり、女性を守ることができますよね」(マナーデザイナー・岩下さん)

大切な人を守るために、奥の席に座らせる。そして、あわよくば好意を抱いてもらいたいというワケか。私が見た男子は、実はみんな日本の伝統的な文化に基づいてステキに行動していたんですね。ドン引きしてゴメンなさい。


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