身体能力だけでなく政治力も高い!?

動物界最強はキリン??その真偽に迫ってみた!

2009.11.19 THU



写真提供/Getty Images
「やはり百獣の王にはかなわない!」「ゴリラの腕力をなめてもらっては困るぜ!!」など。最近、テレビなどでもちょっとした盛り上がりを見せている最強の動物は?論争。これまでのところ、やはり猛獣と呼ばれる動物が優勢ムードではあるが、動物ファンの間で語り継がれている、こんな最強説をご存じだろうか? いわく「キリンこそ、最強の動物なり!」と。動物園で観る姿は、いかにも温厚な草食動物といった感じで、最強という概念とは程遠いキリン。だが多数の文献を調べたり、識者に話を聞いたところ、確かにキリンには我々の知らない意外な一面が隠されていたのだ!

まずは、キリン最強説いちばんの論拠となっている身体能力の高さ。5m以上という長身ながら、走れば時速50km。当然脚力も強く、ケリ一発でライオンを仕留める威力があるという。また、長い首も強力な武器。過去には、ジープを首の力でやすやす破壊してしまった事例すらあるらしい。

しかし、キリン最強説の論拠は力だけではない。その用心深さはゴルゴ13並み。周囲の安全が確認できても、1回に10分以上眠ることはない。さらに、これだけの強さと慎重さを持ちながら、同じく世界最大級の動物であるゾウと同盟を結んでいる、という政治力の高さも最強とされるゆえん。嗅覚と視界の広さという互いの長所を生かし、群れを隣接させ天敵を監視しあっているというんだから、これは確かに「動物界最強」としか言いようがないのでは?

「バカバカしい限りですね。種類の違う動物同士で何を基準に最強を決めるのか。そんなの、さじ加減でネズミでも 最強といえますよ。そもそも動物は人間とは違い、必要がない限り闘ったりしません。人間のように誰が最強か? なんてことに関心はないのです」と、動物学の先生や自然系ライターの皆様から一喝されてしまいました。まったくごもっとも。勝手に最強論争に巻き込まれている動物たちの方がいい迷惑なのかもね。


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