LINEをいくら送っても「減点しかありえない」

“モテるLINE術”なんてない!デートしたい女子に送るべきLINEの「2つのルール」

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フツメンのための “ホントに使える”恋愛マニュアル

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マッチングアプリなどで出会いのハードルが下がっている現代だが、肝心なのはそれから。はじめて会った女子との「コミュニケーション」はフツウの男子にはハードルが高い…。

本連載は、そんなR25世代のための「恋愛のコミュニケーション術」を“恋愛のプロ”に解説していただくというものだ。

前回は「デートの店選び・会話術」について、恋愛の達人・鈴木リュウ氏に教えてもらった。今回は、そんなデートに誘う「LINEの送り方」について聞いてみた。
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出会いの定番となったマッチングアプリ。本当に出会えるの?特におすすめのアプリは?など、初心者が気になるあれこれをマッチングアプリの精通者たちに聞きました。

“モテるLINE術”なんてない! LINEはいくら送っても「減点しかありえない」

せっかく合コンで知り合ったのに、LINEのやりとりがうまくいかなくて、食事デートに至れなかった、既読無視された…など痛い経験をしたことのある人は多いはず。どうしたらいいんだろう?

「ひとつ質問です。“モテるLINE術”というようなネット記事を読んだことありますか?」

もちろん! 女のコが胸キュンしたLINEのエピソードとか、いろんな記事を目にしますね。それが何か?

「それを読んで、『こうLINEをすればいいんだ』って分かったことってあります? ないですよね。『送ってモテるLINE』なんてものは存在しないんですよ。LINEは、基本的に女性としなければしないほどよいのです」

??? LINEで他愛もないやりとりをして女のコとだんだん仲良くなったり、こっちの魅力を伝えたりするのが常識だと思うんですけど、どういうことでしょうか?

「『仲良くなる』『魅力を伝える』のはデートでやることです。デートや合コンが、自分の魅力を伝えて『また会いたいな』と思わせる“加点法”の場としたら、LINEは女性から『この人、やっぱり微妙かも…』と“減点法”で評価される場なんですよ」

な、なるほど…!

「女のコのLINEアプリに、たくさんの『未読バッジ』が付いてるのを見たことはないですか? 今の時代、20代のそこそこかわいい女のコなら、男性からの未読LINEが100件以上たまっていることは珍しくありません。では、なぜ彼女たちは未読をためているのか。それは男性に返事をするのが面倒くさいからです」

それなら、女のコが返事をしたくなるような“好印象のLINE”を送ればよいんじゃ…!?

それが難しいんです。女のコによってLINEに対する考え方は全然違います。それを分析することは難しく、何か送っているうちにどんどん減点されてしまう危険性が高いんです」

どんなことで減点されるんですか?

「スタンプなんて、その典型例です。よく、“女子ウケするスタンプ”を探す人がいますが、これが難しい。仮に意中の女性が『うさ丸』のスタンプを使っていたとしても、それを真似て送ったらどうなるか…。『男がかわいい系スタンプを使うのってキモい』『私に合わせて買ったの?』などと引かれてしまう可能性があります。スタンプは会話終わりに『コニー&ブラウン』などクセのないものを送る程度で十分です」

女子はみんなやってる“LINE晒し”。相手の友達からツッコミが入ることも

えー、そんなことで…厳しすぎません?

「なぜ“厳しい”のか。それは相手の女のコ1人で判断しないからです」

と、言いますと?

「女のコは、男性とのLINEを女友達と常にスクショで送り合っています。単なる恋愛相談の場合もあれば、『合コンした男から、こんなLINEが来たんだけど~!』と“キモLINE晒し”をしている場合もあります。さまざまな女のコの好奇の目やツッコミに晒されるので、自然とLINEでのコミュニケーションのハードルが上がっているんです。50人近いの女のコに聞きましたが、全員『やる』とのことです

こ、怖すぎる! 「友達が“キモイ”と言ってるから、キモイような気がしてきた」とかも起こりえますね…。

「だから、ツッコミが入る“ネタ”は投下しないほうがよい。事務的な話だけして、女性からLINEが届いた時だけ返す…という程度が理想なんです」

送るべきLINEは「次回予告」と「リマインドLINE」のふたつだけ!

でも、それだとこちらの存在感はどんどん薄れるし、デートにもどうやって誘えばいいの?

「LINEをするときにはふたつのルールにもとづいて送りましょう。ひとつめは『次回予告に徹する』こと。LINEを交換したら、食事や行きたいお店の話をする。漠然と『飲みに行こう』と誘うのではなく、ちゃんと女性が魅力に感じるような料理を出すお店を提案してください」

【悪い例】
「今日はありがとう。今度メシでも行こう」
「今度ゆっくり飲もう!」

【良い例】
「今日はありがとう。ワイン好き仲間が増えてうれしい! よく飲むのって、恵比寿だっけ? ◯◯ちゃん、恵比寿なら××と△△ってワインのお店知ってる?」
「△△と、××っていうお店が気になっててさ。××はA5ランクの肉が絶品らしい! クラウドファンディングで石窯つくったんだって! 行くならどっち行きたい?」

「こんな風に、具体的にお店や料理を説明してデートを提案するのです。テレビ番組の次回予告のように、“次回のデート”の魅力的な部分を抽出して送る。女性が乗ってきたら、日にちを決めればOKです」

なるほど! もうひとつのルールは?

『リマインドLINEを送る』ことです。日程を決めてからお店に行く前日まで、一切LINEしないのは危険です。女のコのモチベーションが下がってドタキャンされるリスクがありますから」

それ、経験あります…。

「お店が決まったら、予約したときに一度LINEをし、さらに店に行く2日前に『明後日のお店の食べログ見てたんだけど、このメニューおいしそうじゃない?』と料理写真のURLを送る。こうして女のコがデートに行くモチベーションを下げないようにしてください。長文はNG。簡潔に3行以内で送ってください!」

あくまで必要事項だけ連絡して、“減点”されないようにすること…。なんとかLINEで口説こうと必死だったけど、これからは対面で会った時に力を入れて、LINEではボロを出さないように注意します!

〈取材・文=天野俊吉(新R25編集部)/協力=柚木ヒトシ〉