感情的になると損? うまくいく?

「感情的になる人ほど成功する」という声があるのはなぜ? “仕事と感情”に関する意識を調査

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ビジパの新常識 ~新R25総研~

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「ビジパの新常識 ~新R25総研~」では、ビジネスパーソンの知見が集まるアプリ「新R25ワイドショー」に寄せられたさまざまなトピックをまとめ、“もっとも現代的でもっともリアルなビジネスまわりの新常識”を発信していきます!

今回のテーマは、仕事における自分の感情との向き合い方。新R25の調査では、72%の方が「仕事で感情的になるべきではない」と回答しました。
全177回答。新R25公式アカウントによるTwitter上での投票より
ただ、新R25ワイドショーの回答を見ると、「感情的になってもよい場面、理由もある」というニュアンスも多々…。

仕事と感情に関する“ビジパの新常識”。まずは、「感情的になるべきではない」派の方々がそう判断した理由を見ていきましょう。

「感情NG派」の声

① 周囲の人が「感情」に振り回され、組織への悪影響が大きい

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「心理的安全性」とは心理学用語で、自分の考えや気持ちを安心して発言できる状態のこと。チーム内に感情的な人がいると、周囲はついそれに振り回され、心理的安全性がおびやかされがちな組織になってしまう…という意見が寄せられました。

単なる個人の感情にとどまらず、チーム全体の動きに影響が出てしまうから、“仕事と感情”の関係は意外なほど難しいと言えます。

② 損することやミスが増える

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1人1人の仕事においても、「損すること」やミスが感情のブレによって起きやすいという声もありました。

自分のことを振り返ってみても、“あそこで感情的にならなければよかった…”という失敗がある人は多いのでは? そんな失敗談が、多くのビジパに「仕事中は感情的にならないようにしよう」という教訓を与えているのかもしれません。

さて続いては、「感情的になってもいいんじゃない?」と考える方々の理由をいくつかご紹介します。

「感情OK派」の声

① 「楽しい」うえに成功につながる

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感情のない仕事なんてつまらない。チームのメンバーが互いに感情を示しあうことで一体感が生まれ、成果にもつながりやすくなるという考え方です。

先ほどは「感情的になったときほど失敗している」という声もありましたが、こちらは逆に「感情的になったことで、結果うまくいっている」というニュアンスの意見も…。

タイプによるのかもしれません。あなたは感情を出すことでプラスになるタイプですか? それともマイナス?

② 「負」の感情以外を表現するならよい

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さらに、「怒りやイライラなどの負の感情はいらないが、熱い思いは表現するべき」というもの。

阪田さんは「短絡的感情と情熱的感情を区別できるようになった」と投稿されていますが、そんな境地を目指してみたいものです…!

③ 感情を出すのは自然なこと。よいことである

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人は感情で動いてしまうのが自然、という前提からのアプローチ。

とくに日本の職場では、これまで個人的な感情を抑えて空気に従うことが当然という風潮がありました。個々が自然に感情を表現できるようになるのは、旧来的な職場の空気から脱していることのバロメーターなのかもしれません。
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感情は論理よりも先に本能的に出てくるものだからこそ本質的。なぜ自分が感情的になったのか、その理由を分析することが課題の本質につながるというコメントも。

あなたは仕事において、自分の感情とどう向き合いますか?

仕事をしていると、感情がキーになって好転する場合もあれば、感情的になって失敗することだってある。正解がないからこそ、いつでも思いやりと誠意をもって周囲と関係していきたいですね。

あなたの“新常識”も、ぜひ下記から回答してみてください!
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〈文=サトーカンナ(ネゴト)(@umaicupcakes)/編集=天野俊吉(@amanop)〉