吉本芸人のお笑いライブが観れる店舗も!

コインランドリーやジムまで併設予定! スペースを活用したファミマの進化がすごい

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出店戦争が加熱した結果、都心を中心に飽和状態となっているコンビニ。そういった背景もあって、業界では既存店舗のスペース活用が進んでいる。なかでも業界2位の「ファミリーマート」が驚きの進化を見せているのだ!

「ワンフロアまるまるイートイン」にくわえ、吉本興業と組んで「店内で漫才」も。幅広い客層にアピール

2階建てで合計26席のイートインスペースを用意している「ファミリーマート西天満四丁目店」(画像はニュースリリースより)
店で買った食料品をその店内で食べることができる「イートインスペース」。

通常のコンビニならその席数はせいぜい10席程度だが、ファミリーマートはファミリー用のテーブル席を用意したり、ワンフロアまるまるイートインスペースにしたりと、注力中。全国約3000店舗でイートインが設置されているという。

さらには吉本興業と手を組み、店内でお笑いライブが観られる取り組みまで!店舗で寄席や漫才を披露し、ファミリー層からシニア層まで、幅広い年代の集客の狙うのが目的のようだ。

コンビニで買った食べ物をカラオケに持ち込んでOK! 客も店もコストメリットがあるカラオケ併設店

「ファミリーマート+カラオケDAM蒲田南口駅前店」イメージ(画像はニュースリリースより)
意外な組み合わせだが、最近では「カラオケ」と一体となった店舗もあるらしい!

「ファミリーマート+カラオケDAM蒲田南口駅前店」では、営業はコンビ二が24時間、カラオケは午前10時~翌日午前5時。カラオケボックスに購入した飲み物や食べ物を部屋に持ち込めるので、飲食代を抑えられるのが嬉しい。

また、店員がコンビニとカラオケ点の業務を兼ねることで、店側にも人件費を抑えられるというメリットがある

2020年までに500店舗に! イートインで待機もできるコインランドリー設置店を発表

「ファミリーマート+COOP七ヶ宿店」イメージ(画像はニュースリリースより)
また、また、業務用コインランドリー機器の製造・販売を手がける家電メーカー・アクア株式会社と業務提携し、2018年にコインランドリー事業にも参入することを発表。

店内を自由に行きできる構造にして、イートインコーナーでコインランドリーの終了を待つといった使い方もできるという。2018年春をメドに1号店を出店、2020年3月末までに500店舗に広げる計画だ。

共働き家庭や単身世帯をターゲットにするほか、週末にまとめて洗濯する人や、インバウンド需要の増加にともなって、洗濯施設を求める外国人などの利用も想定しているという。
「ファミリーマート+COOP七ヶ宿店」イメージ(画像はニュースリリースより)

2階スペースを有効活用。月額7900円で利用し放題の24時間フィットネス併設店舗も発表

「Fit&GO」完成イメージ(画像はニュースリリースより)
健康志向の高まりとライフスタイルの多様化により、好きな時間に気軽に利用できる24時間フィットネスの市場は拡大中。

そのような背景を受け、11月30日には24時間フィットネスを併設するコンビニ、その名も「Fit&GO」が発表された! 2018年2月に、東京都大田区でデビューするという。

フィットネスの利用者は一般的に20代から40代の男女が中心で、「コンビニの客層と近い」ということで構想されたというこの店舗。ジムはファミリーマートの2階などを利用し、トレーニングマシンを設置したフィットネスエリア、シャワールームを設置する

店舗にはサプリメントなどの健康食品やタオルやボディーソープなど、フィットネスと親和性が高い商品を揃える。ファミリーマートは、以前からライザップとのコラボ商品を販売している実績があるため、ジム利用後の客を想定した新たなメニューが登場するかも?

気になる値段だが、月額7900円(税別)と、1万円を切る値段で月に何度でも利用できるという。これはかなり安い!
日本フランチャイズチェーン協会によれば、コンビニの来店客数は「10月まで20カ月連続で前年割れが続いている」のだという…。

ファミマの展開は、この苦境に立ち向かう起爆剤となるのだろうか?「コンビニ×○○」が当たり前になる、さらなる便利な世の中に期待したい!

〈文=新R25編集部〉