肩書に潜む細かな序列に注意

取締役と執行役員の違い、わかる?

2006.04.01 SAT



写真提供/時事通信
専務と常務は専務が上、なんてことがわかる人も、執行役員と取締役はどっちが上か知ってた? 会社に入ると次から次に出会うことになる肩書。入社前に理解しておこう。

まず、基本として理解しておかなければならないのは、役員と従業員。取締役という肩書のつく人たちは、実は従業員ではない。かつては従業員だった人も、一度退職して経営を担う役員になる。これが商法の取り決め。だが、同じ役員でも執行役員はそうでもないからややこしい。従業員のままでも役員になれるのが、執行役員なのだ。

そもそも取締役は、会社の重要な事項を決定する役割を担うが、執行役員はそうした決定の場には参加しない。決まった事項を実践し、業務を行うことに専念する。つまり、経営を担わない従業員のトップと考えるとよい。役員を序列するとこうなる。会長→社長→副社長→専務→常務→取締役→執行役員

専務と常務はどう違うのか、という疑問もわくが、実は厳密な仕事の区分けはない。ただ、序列は専務のほうが上、ということらしい。ちなみに相談役や顧問は、序列としては会長の上。ただし、実務を担うという点では、「欄外」くらいに思っていい。

会長もかつては名誉職の色合いが強かったが、最近では実務で社長の上にくることも多い。CEO(最高経営責任者)という名前をどちらがつけているかで実務上の序列が判断できることが多いが、実権が会長にあるのか社長にあるのかは、会社によって重要なチェックポイントである。

従業員では、序列はこうだ。本部長→事業部長→部長→副部長→次長→部長代理→調査役→部長補佐→課長→副長→課長代理→課長補佐→係長→主任→ヒラ

業種や会社によっては、序列や名称が変わってくることもある。あくまで一般論として、実際には先輩などに確認してみてほしい。また、社外向けの名刺の肩書と実際の社内の肩書が異なる場合もあるので、こちらも要注意、要確認だ。
(上阪 徹)


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