「人生銀行」「就活ホルダー」etc.

成功事例にヒントを探せ! 新人発ヒット企画の生み出し方

2010.03.01 MON



撮影/クドー写真事務所
不景気で会社の業績も低迷気味の昨今、新入社員だっていつまでも新人扱いをしてもらえるワケではない。早く即戦力として頑張りたいところ…というわけで、入社年次の低い若手社員が生み出したヒット企画を調べてみました。例えば、液晶内の「住人」が貯金するたびに成長するタカラトミーの貯金箱「人生銀行」は、入社して1年目の社員が開発したもの。ほかにも、自分だけのスイーツアクセサリーが作れる「デコッティ」も同社の若手社員が開発した商品。さらに「美撮りモード」を搭載した携帯電話「830CA」(カシオ)もそう。これは、携帯電話内蔵カメラでもっとキレイに自分を撮りたいという若い女性のニーズに応えたものなんだとか。透明感のある肌と目元を強調した写真をこのモードにするだけで撮ることができる…などなど、たくさんあることが判明。

そこで、実際にヒット商品「就活ホルダー」を入社1年目に企画した、キングジム一般文具開発部開発一課の清水貴仁さん(25歳)に企画のきっかけなどをお聞きしました。

「もともと当社は法人向け商品が強い企業ですが、個人向け商品として開発した『取扱説明書ファイル』が非常に好評でした。そこで、個人への需要をさらに高めるため、学生をターゲットにした商品企画が求められていました。そのころ、入社して間もなかった私は、実体験を生かせる“就活”という切り口で考えてみようと思ったのです」

では開発のポイントや苦労した点は?

「試作品を用いて役員に企画をプレゼンする時は大変でした。商品がなぜ必要なのか、現在の就活状況を説明し、納得してもらわないといけなかったからです。そのうえで、履歴書などの各種資料を、用途別に収納し、取り出しやすいよう、ポケットの形状を工夫しました」

なるほど、“新人だからこそ”の発想をうまく企画に結びつけたんですね。これはほかの例にも共通する特徴の模様。皆さんも若手ならではの視点を生かして臆せず提案してみましょう!
(藤原央登/清談社)


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