ビジネスマン 副業の手帖

第1回 ひとつ数十銭!? 昔ながらの手内職

2010.03.05 FRI

ビジネスマン 副業の手帖


実際に埼玉県川口市の主婦・Mさん宅にお邪魔して拝見した内職の模様。ポストカード4種をひとまとめにして透明袋に入れる作業でひとつ3円だとか。一見単価が高そうですが、まとまった注文数がない場合もあるのでご注意を。これならできそう? 撮影/熊林組

袋詰め、シール貼りなどの内職はどこで探すの?



かつては朝から晩、時には深夜や休日まで、やたらと仕事に追われていたビジネスマン。しかし長引く不況で業務も少なめ。しまいには「さっさと帰れ」と怒られる始末。残業代や休日手当がつかないために、お給料もガクンと下がりました。

こりゃ生活防衛にバイトでもしたくなりますわな。でもたま~に残業や休日出勤がある人には、定期的なバイトを入れるのは難しい。社内規定であからさまなバイトが禁止されている人もいることでしょうし。

そこで考えました。内職ってどうだろう?と。 筆者(35歳)が子供のころは、友達の家に遊びに行くとそこんちのお母さんがパンティー縫ったり、お菓子の箱を組み立てたりしてたもんです。さすがに一般的な成人男性はミシンの技術は持ち合わせてませんし、やたらとデカいものを部屋に持ち込むわけにもいきません。しかし、袋詰めやシール貼りみたいな簡単な作業なら、誰にでもできるのでは?

というわけで埼玉県川口市で主に工場内での内職作業を手がけるアサヒ包装の山縣紀之社長に、内職の最新トレンドをうかがいました。

「今、各家庭の経済状況は、昭和30年前後くらいのレベルに戻ってるね。お父さんの稼ぎだけじゃ食えないから、お母さんが内職してた時代ね。でも昔はいくらでも仕事があったけど、今は少ないから競争率も激しい。しかも最近は韓国や中国でも内職を請け負うので、賃金がおそろしく安いってこともあるね」
オートテーパーが自動的に10cmずつ切り出す両面テープを、段ボール製のPOPの裏に貼る作業。ひとつ70銭のお仕事。テープ貼りは「貼る長さや面積によって工賃が変わる」とのこと。自分がやった仕事がドラッグストアや家電量販店の店頭を飾ることもありますよー。 撮影/熊林組
おお、かなり厳しいんですね…。でも「探せばある」と社長。では、どこで探せばいいんでしょう?

「内職って結局、地場のものだから、近所の内職のあっせん業者をタウンページや足で探すのが一番安心だよね。今はネットでも募集してるけど、部材を送ったりする送料や、受け渡しのガソリン代なんかを考えると赤字になっちゃうよ。また、登録料とか機器使用料を取ったりする業者には注意が必要だよ」

ちなみに筆者が調べたところによると、ハローワークでも探せるようです。では内職にはどんなものがあるの? 賃金は?

「簡単なものだと、商品を透明の袋に詰めるものとか、シールや両面テープを貼るだけのものとか。タバコをフィルム包装するような仕事もあるけど、部材や商品が場所を取るし、手が器用な上に速くないといけないから人を選ぶよね。料金は手数によって変わるんだけど、ポストカード1枚を袋に詰めたり、両面テープを切って貼るくらいなら70銭から80銭くらいかな」

おお、1円切りました! 100コやって100円にもならない。

「正直言って、若者には向いてないよ(笑)。でも、テレビ観ながらできるし、納期さえ守ればマイペースでいいからね。微々たる額だけど月1万円でも2万円でも、確実にお金にはなるから、目標を決めてコツコツやるにはいいんじゃないかな」

うーん、みなさんはどうですか? たとえ月に1万円にならなくても、自分でコツコツ稼いだバイト代だけに、お金のありがたみはわかるかも。あるいは精神鍛錬として取り組むか。はて。 自由のきく勤務形態の仕事、興味のある副業がなどありましたら右下の投稿ボタンからお願いします

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