日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

そのコートとストールは冬の名残にあらず。春風でモテる

2010.06.03 THU

モテリーマン

あたたかい。にもかかわらず、コートを着る。ストールを手放さない。そんなモテリーマンを周囲は揶揄する。「春なのに!」だの「寒がりだぜ」だのと。だが、それは『3びきのこぶた』の長男・次男の見解に等しい。“春=あたたかい=脱ぐ”というわかりやすさに飛びつき、春モテの大切な要素を忘れている。
春風である。“春の日は万人に降り注ぐが、春風はモテリーマンにしか吹かない”という格言がある…いや、いまこの瞬間につくられた。太陽の光は見ればわかる。しかし春風は、それだけでは目に見えない。木々を揺らし花びらを巻き上げることで初めて実感されるのだ。
春風は“長男・次男たち”のスーツの貧弱な裾をすり抜けてゆく。一方で、モテリーマンのコートを雄々しくはためかせる。ストールをエレガントにたなびかせる。これぞ正しい春の装い。しかもそれだけではない。夜。春は冷気という牙を剥いてOLちゃんに襲いかかる。このときモテリーマンのコートとストールは、姫を守る鎧となるのである。

※フリーマガジンR25 187号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • なびきが足りないときは…

    〈スパイラル・オン〉で風をはらんだ感を演出だ。フロントで両腕を交差させて袖にさし込み、コートを頭上でくるりと回して着用。伝わりにくいがやってみればわかる。ただし花粉症関係者が周囲にいるときは注意
  • 春の夜は意外と寒い

    日中は春風の存在を世間に知らしめる舞台装置として活躍し、夜には防寒着として、本来の役割を果たす。OLちゃんに掛けてあげる機会がないにしても、寒いところであたたかくしている人間は、それだけで余裕があるように見えるのだ
そのコートとストールは冬の名残にあらず。春風でモテる

武田篤典(steam)=文
text ATSUNORI TAKEDA
Shu-Thang Grafix=絵
illustration SHU-THANG GRAFIX

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