サムスン、ヒュンダイ、LGが好調!

韓国企業躍進のヒミツはモーレツ韓流リーマンにアリ!?

2010.07.01 THU



写真提供/Imaginechina/PANA
韓国企業の躍進が、さまざまなメディアで取り上げられている。英ビジネス誌による09年の企業ブランド価値ランキングでも、サムスンは19位、ヒュンダイは69位に上昇していた。

それにしても、なぜ韓国企業の多くはリーマンショック後の不況を乗り越えられたのか。“ウォン安による輸出企業への追い風”や“政府の国策的サポート”などが躍進の要因といわれるが、社風や組織風土にも秘密があるはず!? 実際にサムスングループで働いていた松枝コンサルティング代表の松枝洋二郎さんに話を聞いた。

「韓国は競争社会。どんな目標も数値化され、達成度が評価につながります。1年で年収が10%以上増える人もいれば、逆に減る人も。競争に敗れてやめる人も多いです」

隣の人はみなライバルか…。厳しいな。

「隣の人がオーバーワークでも手伝うわけではなく、むしろ上司に自分の仕事として振り直してもらって、自らの評価につなげようとします。とはいえ、儒教の国でもあるので、仲間を大切にする気持ちは強い。同僚の冠婚葬祭には、課を挙げて参加し手伝うという一面もあります。儒教の教えと欧米的成果主義が融合しているんですね」

サムスンといえば、カリスマ経営者によるトップダウンの組織経営が有名だが、これにも儒教的な教えがかかわっているとか。

「儒教では目上の人の言葉は絶対なので、トップダウンにも馴染みやすいのでしょう。実際、人事も突然発令されます。決断も早ければ実行も早い。また、上司の指示は絶対で、会社に泊まり込んででも期日を守るために仕事をします。ですから、部下の健康管理も上司の重要なミッション。雰囲気はバブル以前の日本企業の働き方に似ているかもしれません」

なんだか“24時間働けますか”のキャッチコピーが一世を風靡した、一昔前のジャパニーズビジネスマンを想像してしまう。今の韓国の経済成長も以前の日本の経済成長も、結局、現場のサラリーマンががむしゃらに働いたからこそか…。
(笹林 司)


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